ちょうどいい距離感でご縁をいただくこと

先日、福岡県久留米市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、「お金と私たちの関係」ということについてお話をさせていただきました。

お金をたくさん持つことについて、あまり良くないイメージを持つことがあったり、

でもその一方で、自分がお金持ちになることを望んだりすることもあったりします。

私たちのお金についての価値観は、時々、このような矛盾を感じさせることもあります。

でも、お金の本質を理解することで、自分なりの認識を持つこともできるんです。

お金の本質。

お金とは、あなたの言葉や行動についての信用や、あなたへの感謝なんです。

そのことが分かれば、自分からお金を求めることは、他者を幸せにしていくということでもあると気づくんです。

（お金と私たちの関係について、以前にもこちらの「お金とのつき合い方」のなかでお話をさせていただきましたね）

「人生を恐れてはいけない。
　勇気と想像力とほんの少しのお金さえあれば生きていけるんだ」
　（チャールズ・チャップリン）
という言葉があります。

お金は自分だけを幸せにするためのものではないんです。

大切な人を笑顔にすることもできるものですから。

財力を身につけることは悪いことではないんです。

でも、一つ注意することは、大切な人を傷つけてまですることではないということ。

お金は、大切な人を幸せにする「アイテム」にすぎないのですから。

あなたとあなたの周りにいる人たちが幸せであるなら、何も問題ないんです。

「持っていること」と「持っていないこと」にとらわれない、建設的な姿勢で生きていれば、

あなたのお金の稼ぎ方と使い方は、本当の豊かさのなかにあるはずです。

何を受け入れて、何を拒否するべきかもわかってくるはずですから。

遠くにあるものが輝いて見えて、がんばってやっと手に入れた時には色褪せてしまうのが、私たちの心とお金の関係なのかもしれません。

お金を稼ぐこと、お金を使うことをとおして、私たちは大切なことを学ばせてもらっているんです。

それは、自分の心と、目にする形あるものがつながっていること。

この世界のすべてのものに「ご縁」というものがあります。

それは、私たちとお金についてもです。

心の在り方のとおりに、私たちはお金と出会い、お金と別れることをしているんです。

求めすぎず、嫌いすぎず、持ちすぎず、粗末に扱うことなく、あなたにちょうどいい距離感でご縁をいただければいいんです。

「金だけが人生ではない。
　だが金がない人生もまた、人生とは言えない」
　（サマセット・モーム）