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朝焼けの太陽と人

複雑に考えることはないということ

私たちが持っている身体は一つしかありませんから、私たちは一度に一つのことしかできないと言われたりします。

でも、私たちは何かを考えながら車を運転することもできますし、食事をしながらお話しをすることもできますから、それは違うんじゃないかと思ってしまいますが、

それは言い方を変えると、その二つのうち、集中をしていないことの方がおろそかになってしまうということなのでしょう。

たとえば、食事をしながらお話しに夢中になっていれば箸は止まっていますし、食事に集中していればお話しの内容のすべてを理解できなかったりするようにです。

慣れや経験によって二つ以上のことを同時にこなしていると感じている時も、本当はそのどれか一つに重点が置かれているもの。

ですから、自分の能力を全開で発揮しようとする時は、「ながら」することを避けることが大切なのでしょう。

その時、目の前にあることに精一杯に取り組むんです。

夜景を見る人

「優先順位を決めるうえで大切なことは、分析ではなく勇気だ」
 (ピーター・ドラッカー)

という言葉があります。

長いスパンで見れば人生も同じことかもしれません。

私たち人間は、生きていくためにしなくてはいけないことがいろいろあって、あれもこれも自分に必要だと思っていろんなものを手に入れようとします。

そうすると、生活のリズムや自分のスタイルや、身の回りの環境や人間関係がとても興味深いものに変わっていきます。

でも、時間に限界のある私たちはそのすべてをこなすことはできないもの。

ですから、今の自分にとっての「今しかできないこと」「優先すること」から始めていくんです。

一つひとつ、目の前のことに心を込めて取り組むことが、以外にも目指すところまでの最短距離を走ることになったりしますから。

その過程のなかで、あなたの情熱や意欲があなたの考え方と行動をシンプルなものにしていきます。

(考え方と行動をシンプルにしていくことについて、以前にもこちらの「人生はシンプル」の中でお話しをさせていただきましたね)

朝日を受け止める人

ゴールから今いる場所までの道が、逆算されるようにして見えてくることもあったり、「どうするか」についてもっといいアイデアが浮かぶこともあります。

ものごとに丁寧に取り組む姿勢は、私たちの感覚を敏感にさせてくれます。

細かいことまできが回るようになったり、いつもの日常がいつも新しいことであふれていることも分かるようになったり、

今まで見えていなかったことが見えるようになったり、昨日できなかったことが今日はできるようになったりするはずです。

どのようなことも優先順位を決めて、一つひとつのことに心を込めていれば、どのようことも複雑にはならないんです。

できるだけシンプルに考えること。

目にするものにも、自分についても、これからについてもです。

「あなたの人生をシンプルにすると、宇宙の法則がよりシンプルになります。
 孤独は孤独ではなくなり、貧乏は貧乏ではなくなります。
 そして弱さが弱さではなくなるのです」
 (ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)

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