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朝日に照らされる人

私は一人ではないと気づかせてくれるもの

先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来られた方とゆっくりお話しをさせていただくなかで、

私たち人間にはアクティブに行動する時と、静かに自分の心の声に耳を澄ませる時の、両方があることが大切なんだろうと気づかせていただきました。

私たちは何か原因があるわけでもないのに、時々、憂鬱な気持ちになることがあります。

それは、疲れているからとかでもなくて、いろんなことを経験するほど感じられるようになるみたいな、ちょっとネガティブな雰囲気の感覚。

そのなんとも言えない感覚を「暗愁」とか「ふさぎの虫」と呼ぶそうで、それは誰の心の中にもあるものなのです。

私たちはいろんな感情を持っています。

楽しい、嬉しい、悲しい、つらいとか、たくさんの感情を使って人生を生きています。

でも、その暗愁を感じる時は、心の奥にある本当の自分の気持ちに触れているような、自分自身と対話をしているような時なのでしょう。

人生を生きる上で大切なものは、明るい感情だけではないのかもしれません。

どちらも、私を支えてくれるものですから。

明るいところも暗いところも、動と静のどちらも、私たちにはなくてはならないものなのでしょう。

太陽にかざした手

「清き川に清き水は流れる。
 心が美しい人と付き合いたければ、まず自分の心を磨くこと」
 (美輪明宏)

という言葉があります。

この世界も人間も、すべては二極の存在ですから、一つのものに二つの価値を感じることができます。

たとえば、どんなものにも「正しい・悪い」「美しい・醜い」とかの相反する意見があるようにです。

(二極の世界について、以前にもこちらの「この世界をどう見るか」のなかでお話しをさせていただきましたね)

でも、それは悪いことではありません。

その二つの意見があるからこそ、感じることのできる大切なものもあるのです。

この世界が愛や希望だけでは成り立っていないからこそ、愛や希望に触れる時に、私たちは心が満たされるようにです。

海で遊ぶ友達

暗愁も含めて、自分の心のなかにもいろんな感じ方をする自分があるはずです。

そのような自分についても、正しいとか悪いとかのジャッジはいりません。

ただ、自分はこんな出来事にこういう反応をするんだと、自分のことを認めてあげて、自分を楽しんでください。

そして、自分と同じように感じることのできる周りの人のことも認めてあげて、疑わずに信じてみてください。

信じてみようかなと思える人と関わることで、あなたの心はさらに美しくされていきます。

私たちの人間感をつくってくれるのは知識だけではなくて、普段の生活のなかで触れ合った人と交わした言葉や出来事が、心を豊かにしてくれて、悩むことや苦しむことも楽にしてくれるから。

そのような体験をたくさん積み重ねていくことが、私たちにとって本当に大切なことなんだろうと思います。

私たちの誰もが、一人で生きているのではないのですから。

「みんな、助け合って生きていたいんです。
 それが人間というものです。
 お互いの幸せいに寄り添って生きていたい。
 人の不幸を喜びたくないし、
 憎み合ったりバカにし合ったりなんてごめんなんです。
 この世界には、みんなが暮らせるだけの場所があります。
 大地は豊かで、私たち全員に恵みをもたらしてくれるのです」
 (映画「独裁者」より)

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