幸せになることを信じる
幸せとは、あなたの中から生み出されるもの
あなたは今、自分の生活やお仕事、人間関係に満足していますか?
もし、満たされていない気持ちがあって、それらを変えたいと思っているのなら、必ずできると信じてください。
今の状況は、ほとんどの場合、偶然ではなく、あなたの意識によって引き込まれたものだから、自ら変えていくことができるからです。
だから、大丈夫なのです。
幸せになろうという想いが強くなれば、幸せを生み出すために必要な言葉や行動があなたの中から湧いてきます。
自分が幸せにふさわしい自分であることを意識すること。
自分をもっと信じていいのです。
幸せとは、どこかに突然現れるものではなくて、あなたの中から生まれるものだから。
「夢中で生きることを、『生きる目的』にする」(斎藤茂太)
という言葉があります。
この世界に存在するものはすべて、「無常」であるという考えでとらえれば、
私たちが今、手にしている持ち物やお仕事や、対人関係や、あなた自身も変化していくものであって、
誰にもその循環を止めることはできないと気づきます。
その時、人や物、自分自身に対して変わらないでほしいという気持ちを持ち始めた瞬間から、執着という迷いが生まれるのでしょう。
ですから、変化していくものを変わらず愛すること、変化していく自分の内面も外見も愛することを自分の気持ちを軸にして、いつかは変わっていくこの瞬間を精一杯生きようとしてください。
そうすれば、それまでの変化を怖れる生き方から、変化を楽しんで、変化へ向けてチャレンジをする生き方になるはずです。
新しい事を始めるのは、誰でも不安を感じるものですが、世の中のすべてが常に変化をしているものと考えれば、あなたの変化も求められているものであるのです。
でも、それは目の前のことをあきらめることや、適当な選択をしていくことではなくて、
大きな流れの中で、どのように自分の力で今この時をベストをつくして生きようとするか、という情熱にあふれた生き方のことなのです。
「人生は素晴らしい。大いに戦う価値がある」(ヘミングウェイ)
という言葉の通り、人生や生きることを戦うことと考える人が多いと思います。
でも、人生とは戦いではなく、ルールのある遊び場のような場所なのです。
そのルールとは、自分の発した言葉や行いが、そのまま自分に返ってくるというもの。
もし、誰かに憎しみを与えるなら、私は憎しみを受け取ることになるでしょう。
愛を与えるなら、愛を受け取ることになるでしょう。
新約聖書にある「人は、自分の蒔いたものをまた刈り取ることになる」という言葉の通り、私たちは自分が与えたものを受け取るのです。
そして、人生という舞台では、心でイメージをすることが、その人の目の前に現れてくるのです。
イメージをする力は、「マインドを切り取るはさみ」と呼ばれることがありますが、人はイメージの力によって、自分の心の中にあるビジョンを切り取っているのです。
そして、そのビジョンが現実として目の前に現れるのです。
私たちは、自分の本当の運命や、魂が目指す目的地を知らずに、自分のふさわしくないものに向かって努力して失敗したり、成功しても不満を感じたりします。
でも本当は、私たちひとり一人にいるべき場所があって、他の人にはできないあなたの行うべきことがあるのです。
その時、私たちは本当の自分の姿を見つけることができるのでしょう。
人生でいろいろなことを身をもって経験する中で、自分の本当の姿を見つける、
それが、私たちの人生の目的ですから。
私たちは、本当の自分に出会うために、たくさんの寄り道をしながら、人生という旅をしています。
でも実は、本当の自分の姿とは、もともと自分の中にすでに在って、求め続けた幸せも同じようにそこで見つかるのです。
そのことに気づく時、今までの長かった旅は、一見、無駄に思えてしまいます。
でも、たくさんの寄り道のなかで、今でも忘れられない素敵な出会いがあって、深い学びが得られたはずです。
このようにして私たちは一生をかけて、幸せに向かって進んで、自分というものを自分の行動で完成させていくのでしょう。
「私がこの世に生まれてきたのは、
私でなければできない仕事が何かひとつこの世にあるからなのだ」
(相田みつを)
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