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草原にいる人

不自由さのなかで見る、本当の自由

9月も後半になり、最近は、残暑をともなって吹いていた風が、爽やかな秋風になってきました。

10数年前、私は建築工事のお仕事をしていた頃の経験から、季節の変わり目の風を敏感に感じることがあります。

今、ヒーラーとしてスピリチュアルのお仕事をさせていただいているなかで、風と聞くと、「風の時代」というキーワードをまず頭に思い浮かべます。

風の時代については、いろんな説がありますが、240年間続いた地の時代が2020年12月に終わり、それ以降の240年間は風の時代となるそうです。

地の時代は、安定・現実的という特徴がありましたが、風の時代では、コミュニケーション・知性という特徴が現れるそうです。

つまり、所有からシェアへ、集団から個人へと価値観が変わり、働き方やライフスタイルも変化していく時代となるのでしょう。

そのなかで、安定を求めるのではなく、不安定に強くなる生き方を体現する時、そこにはあなたの意志と行動が原動力としてあるはずなのです。

私たちは、意志と行動の自由を持っています。

そこに、無限の可能性を見るのか、それとも現状の維持に留まろうとするのか、

その選択もすべては自由と呼ぶことができるものですから、求められているのは、その自由をどう使うのか、ということなのでしょう。

長渕剛さんは、「STAY DREAM」という曲のなかで、

「尽きせぬ自由は、がんじがらめの不自由さのなかにある」
と歌われました。

いろんな方が、仕事であったり、家族であったり、それぞれ負うべきものを背負って日々を生きています。

自分の意志で選択をした結果、たどり着いた「今」でも、どこかで責任や義務というものが自分を束縛していると感じてしまうことがあります。

そのような時、ふと現状の自分を不幸だととらえてしまう時に過去を振り返ると、いつも明るくあたたかい思い出が浮かび上がってくるものです。

でも、それは本当の過去なのでしょうか。

大切なことは、過去に焦点を当てないということ。

今にひたすら集中すること。

私たちが今していることは、一瞬にして過去になっていきます。

将来を決めるのは過去の積み重ねではありません。

今の積み重ねなのです。

過去はやり直すことはできませんが、今ならどうにでもできるからです。

そうして、今を積み重ねていくうちに、未来が変わる。

そして、あなたのなかの過去の価値も変わります。

あの時があったから、今があると思えるようになるのです。

「行動とは、自分を満足いかん場所から自分をカッコエエ場所へ移動させる時に使う、一番てっとり早い交通手段のことである」
(三代目魚武濱田成夫)

という言葉があります。

人はみな、無力な状態から始まって、より向上していきたいという欲求を抱えて生きる存在。

つまり、人はみな、「自由」を求め、無力で不自由な状態からの「自立」を求めているのです。

「他はこれ吾(われ)にあらず」という禅の言葉があります。

これは「自分でやらなくては自分の修行にならない」という意味の言葉です。

周囲がいくらよい環境を整えても、本人がその気にならなければ成功できません。

逆に、自分に堅い意志と計画性があれば、どれほどひどいスタート地点から出発しても、望むゴールにたどり着くことができるのです。

複雑に考えずに、簡単に考えること。

あなたが今ここで、自分が望んでいるものをはっきりと断言できれば、

それができれば、将来の自分に責任を持つこともできるのです。

大切なことは、少数派になることを恐れないこと。

これから進む道を選ぶ時は、

あなた“らしさ”で選んでいくのです。

「人生でもっとも輝かしい時は、いわゆる栄光の時なのでなく、落胆や絶望の中で人生への挑戦と未来に成し遂げる展望がわき上がるのを感じた時なのだ」
(ギュスターヴ・フローベール)

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