理想を現実として創造するためのコツとは

自分の思い通りの現実を創造していく方法として、とても有名なものに、引き寄せの法則というものがあります。

これは、自分にとっての望みが叶うことを強くイメージすることで、そのイメージが人とのご縁や必要なものをどんどん引き寄せて、夢の現実化を進めていくという法則です。

人生という舞台においては、そのイメージする力が大きな役割をもっている気がするのです。

「何を守るよりも、自分の心(想像力)を守りなさい。そこに命の源がある」
（旧約聖書　箴言4・23）

という言葉があります。

私たちはこれまで、あれが欲しい、こうなったらいいなと祈ってきたことがあります。

でも、単純に求める物が全部与えられるわけではないのです。

私たちの心の中でイメージすることで、遅かれ早かれ、自己表現や高い理想というポジティブなことから、自己否定やというネガティブなことまで、心のなかにあるその願いが現実として目の前に表れてくるのです。

そして、重要なことは、あなたが望んでいるレベルまでしか、現実を動かせないということ。

なぜなら、人は自分より高いレベルの環境では、劣等感を感じるもので、逆に低いレベルの環境では、物足りなくて不愉快になるものなのです。

人は自分と同レベルの生活環境でしか暮らすことはできないように、自分も環境も意識的に、変化を受け入れる用意をする必要があるということなのです。

「あなたの心に従ってゆきなさい。
そうすれば最後にはきっとうまくいく」
(ボブ・ディラン)

という言葉があります。

私は、このような人間です。と自分の性格や気質を決めることは、自分のこれからの変化を拒むことになってしまうかもしれません。

私たちに備わっている根本にある能力は、自分をあらゆるものに適応させていけること。

人生は思わぬ動きをするものだから、一つの生き方に執着することなく、いろいろなものを柔軟に感じられる人になりたいと思うのです。

あなたの意識のなかにあるものによって、これからの生き方や価値観が大きく変わる可能性があります。

そうなれば、あなたが今見ている世界が変わる。

つまり、世界観が変わるのです。

引き寄せとは、要するに自分で何かビジョンをつむぎだしていくということ。

何かが、まるで自分の眼にはっきりと映るかのようにしていくことが、現実を創造することにつながるのです。

あなたには、あなたを必要とされる場所があって、あなたにしかできないことがあり、あなたにしか満たすことができない人がいます。

あなたにふさわしいものを望んで、求めていきましょう。

「近すぎて気づかなかったんだ
　答えは目の前にある。
　とてもすっきり簡単なこと。
　流れる音楽みたいに、
　目には見えないけど
　そこら中にある。
　目には見えないから
　信じられないなんてことはない」
（映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」より）