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海に向かって両手を広げる人

先日、福岡市からヒーリング・除霊を受けに来られた方と、今、直面されている困難との向き合い方について、ゆっくりとお話しをさせていただきました。

私たちが人生で変化を求められる時は、身に覚えのない苦しみや強制的な試練に出会うもの。

でも、それを乗り越えることによって、私たちは自らの意志でここまで人生を航海してきたのです。

あなたは、また今回も目の前に現れた壁を越えていく。

その苦難は、偶然に、なんとなく生まれたものではなく、あなたの学びのために用意された必然の恵みだからです。

「強く在れ。・・・・私があなたがたとともにいるからだ」
 (旧約聖書 ハガイ書 2章4節)
という言葉があります。

運命を自ら操縦したいと願うのなら、自らを卑下したり、自分自身がもっている能力を過小評価する必要はありません。

あなたに必要なことは、自信を持って前に進むこと。

そして、運命に泣き言を言わないこと。

自分の意志によって、自分の未来を決定していく時、この二つのことを心に留められてください。

一つは、「昨日と同じ自分でいないこと」

同一の状態は、同一の状態をくり返します。

今の自分が昔と同じなら、この先に自分が受け取るべき運命も同じということなのです。

新しい自分を創りだせば、新しい運命を手に入れられるのです。

もう一つは、「誰のせいにもしないこと」

どんなことが起こっても、それが天命だと思えば、誰も恨むことはできません。

恨んでいない状態は、人間にとって幸せな状態なのです。

例えば、事故というものは誰のせいで起こったものでもなく、事件というのは、誰かのせいです。

目にする出来事を誰かのせい(事件)だと思ったとたんに、人は不幸になるもの。

それは起こるべくして起こったこと、つまり「天命」という言葉ですべての変化を受け入れた時に、幸せというものは得られる気がするのです。

映画「セブン」のなかで、この言葉が使われています。

「人生は素晴らしい。大いに戦う価値がある」
 (アーネスト・ヘミングウェイ)

もし、あなたが今、苦難に打ち負かされそうなら、人生を「戦い」ととらえて向かい合うことや、自分を鼓舞することも必要かもしれません。

自分のなかの悲しみと憎しみを真正面から受け止め、それと向き合いながら、

でも、悲しみと憎しみに覆われたままの人生にならないように。

憎しむことは、苦しみに導きます。

憎しみを抑え、負の連鎖を抑えることがとても難しいことは、誰もが理解していますから、

それは日々の闘いでもあるのでしょう。

これから、あなたは憎しみと決別して、今を受け入れること、未来と向き合うことを選ぶこと。

そして、自分の理念、信念をしっかりもって、自分の価値観は誰にも渡さないこと。

そう自分に言い聞かせて、自分と闘いながら希望の扉を開こうとする選択をされてください。

仏教の経典に「忍の徳たること、持戒苦行も及ぶこと能(あた)わざる処なり」という言葉があります。

不条理を耐え忍ぶことは、戒律を守ることや苦行よりも深い修行になるのです。

人生とは休憩の連続ですから、前に進むばかりではなく、時には後退してしまうこともあるでしょう。

でも、あなたにとっては、その後ろへの一歩も「前進」なのです。

楽しい時間は、あっという間に終わり、つらい時間は長く続くように感じるものです。

幸せだと、人生は一瞬で終わってしまうのだろうか。

つらいことだらけだと、人生は長く感じられるのか。

いいえ、そうではないのです。

だから、きっと人生には、幸せな時間と楽しい時間の両方があるのでしょう。

「人生に答えなんてない。
 前に進む力はある。
 その力を生みださなければならない。
 答えは、それについてくる」
 (サン=テグジュペリ)

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