始めない理由はない
自由と責任を感じながらチャレンジするワクワク
私たちの本能は、わざわざ疲れることや面倒なことや苦しいこと、痛みを感じることを避けようとします。
でも、その本能よりも心の中のワクワクが強くなる時、チャレンジをしたくなるのです。
不思議なもので、ワクワクから始まるチャレンジは、がんばるというレベルを超えた努力をさせてくれます。
いろんなことが試練や課題という形でやってくる時に、与えられたものに向き合わされる意識では、受け入れたくないものですが、
自分から動機を創ったチャレンジであれば、どのような辛いことも何でもないことのように感じられるのです。
自分で自分を追い込んでいくことが必要な時もあります。
予想していなかった外的なことで追い込まれるよりも、先に自分で追い込んでしまえば、それはたいしたことではないと思えるのです。
「自分の道を進む人は、誰でも英雄です」
(ヘルマン・ヘッセ)
という言葉があります。
人間は、自分の生命が続いていくことを何よりも優先させる本能がありますから、自分に甘くて他者に厳しいものです。
でも、何かに挑戦する時に、自分に厳しくなって他者に甘くなれるのです。
それは、自分と他者について、それぞれが自己責任で成り立っていることを意識できるようになるから。
自分と他者について、管理や干渉は要らないということも理解ができるから。
誰もが、一人ひとりに自由と責任が与えられていますから、進むべき道も違うのです。
自分で自分を理解して、人生や生き方についても悟るようにして、使命のようなものを感じながら歩んでいくのでしょう。
その使命を感じられることの一つに、ワクワクすることがあるのです。
やりたい。
やってみたい。
心からそう感じることや、自分で決めたことなら、もっと追求したくなる。
チャレンジしたくなっていくのです。
私たちは、自分が取り組んできたことの成果が上がらずに、頑張ってきたことが無駄になってしまうことを避けようとします。
でも、成果が上がるか上がらないかでするかどうかを決めるのではないのです。
一生懸命に取り組むことは、うまくいくかどうかとは関係なく、行うものなのです。
情熱を持って努力をすることは、常に成長していきたいと願う私たち人間の本来の姿なのでしょうから。
ワクワクから始まったチャレンジは、誰にも代わることのできない価値をもつ個性を与えてくれます。
今は誰にでもチャンスがある時代です。
私にしか出来ないことをしていくことが、自分の可能性に気づくための行動です。
何もできないという考え方をするのなら、現実や自分自身についてのイメージにバイアスがかかっているかもしれません。
今でも、やりたいことはノートにたくさん書き出すことができるはず。
それを今日から始めてみるだけです。
おおげさなことではありません。
気持ちが乗ってきたら始めたらいいのです。
そこには場所も、時間も、関係ないのです。
「初まりはいつでも怖いものだし、
終わりはたいてい悲しいもの。
でも、いちばん大切なのは、
その二つの間にあるものなの」
(映画「微笑みをもう一度」より)
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