人生のターニングポイント
時々、これまでの人生の歩みをふり返ると、この時に私の人生が変わった、と思うポイントがあります。
それは「ターニングポイント」と一般的に呼ばれるもので、誰の人生においても必ず存在するものです。
学校などの進路を決める時や、お仕事の就職・転職・起業を決める時、結婚や出産など、その先の人生の流れが大きく変わるポイントのことを、そう呼びます。
私のヒーリング・除霊のセッションのなかで、「ハイヤーセルフリーディング」というメニューがあります。
皆さんそれぞれの中にいらっしゃるハイヤーセルフ(あなたの本質の存在)に、これからの進むべき道をたずねる、というセッションです。
人間は、この世に生まれてくる前に、人生のターニングポイントを前もって設定してから、やってきます。
だから、ターニングポイントとは、「良いこと」も「悪いこと」も、運命的に定められているポイントなのです。
でも、その出来事の大きさを決めるのは、あなたの生き方しだい。
すべては、あなた自身の選択によって人生が創られていくからです。
人間の一生は、選択の連続です。
選択こそが、人生を創っていく行為なのです。
だから、判断が多い時は、人生の流れが加速している時。
その時、どちらを選ぶか選択をする時、もし、道が二つしかなければ、それは「選ぶ」というよりも「賭ける」という感覚になります。
でも、よく見れば、真ん中にもう一つの道があるのです。
目の前の二つに分かれた道の、どちらを選んでも「成功」と「学び」しか待っていないと気づくことで心に余裕が生まれて、二つにしか見えなかった道の真ん中に、もう一つの道が見えるのです。
三つ目の道があると思えば、あなたのなかに新しい視点が生まれるのです。
「死んでから、人生を考えてみれば、どうでもよかったのである」(沢木興道)
という言葉があります。
普段、私たちはの多くは、死というものを意識せずに生きています。
日々の生活が忙しければなおさら、意識は体の外に向かうもの。
年齢も若ければさらに、生きている側から物事を判断します。
でも、それは、損得勘定であったり、どちらを選べばより上手であったり有効であるかという、「この世の価値」を基準にした考え方です。
だから、「この世の価値」を判断基準にしなければ、どちらを選んでも正解となるのです。
そして、死ぬほうから見てみれば、今の悩みはどうでもよくなるのです。
その時の私に何が必要だったか、ということについても、休息が必要な時もあるし、働いたり、遊んだりする必要がある時も、いろいろなのです。
大切なことは、視点を変えること。
そうすれば、人生においてどうでもいいものと、そうでないものががはっきり見えてくるのです。
「他人の意見で自分の本当の心の声を消してはならない。
自分の直感を信じる勇気を持ちなさい」(スティーブ・ジョブズ)
という言葉があります。
多くの人が、社会の目や、他者の視線を気にして生きています。
それによって感情が大きく動いて、自分の行動が影響されてしまっている。
他者の視線によって左右されて、進むべき道も決めてしまう。
でも、それではいけない。
人への恐れから行動したことが、あなたにとって、よい結果を生むことはないのです。
その人にどう思われるかが、自分にとってあまりにも大きなものとなっているように、人を恐れていることは、不健全な心の状態なのです。
大切なことは、未来を選ぶとき、少数派になることを恐れないこと。
社会の流れに呑み込まれないこと。
自分を本当に信じることができれば、三つ目の道がいつも現れるのです。
あなたをとりまく環境や周りの人たちがどうあっても、
あなたは、試みることができる。
そして、やってみるという行動を起こすことができる。
自分を信じることができた時に、この道が私を生かす道だと気づいて、この道を歩く自分に不信を抱かないこと。
誰にでも、自分の殻を破って、壁を越えなくてはいけない時期がある。
あなたにとっては、それが今。
一歩を踏み出して、進んで、手を伸ばして求める。
自分がやりたいと思うことが、その時、必ず必要なことだからです。
「人の生き方を一番よく表すのは、言葉ではありません。
それは、その人の選択なのです。
わたしたちの選択とは、つまるところ、わたしたちの責任なのです」
(エレノア・ルーズベルト)
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