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あなたの心にムダな反応をさせないこと

先日、福岡県大牟田市から、スピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、ゆっくりお話しをさせていただきました。

セッションの中では、いろいろな人生のお悩みを聞かせていただきます。

お話を聞きながら、私はいつも思うことがあります。

それは、同じ出来事が起きたとしても、その出来事をどのように受け取るかによって心の苦しさは大きく変わるということです。

人生には悩みがつきものだとよく言われます。

たぶん、生きている限り、私たちは悩みを完全になくすことはできないのかもしれません。

なぜなら、私たちはいつも、

「もっとこうなりたい」

「こんな人生を生きたい」

「もっと幸せになりたい」

という願いを持って生きているから。

今の自分と、なりたい自分。

今いる場所と、行きたい場所。

今の現実と、望んでいる未来。

その間に距離を感じた時、私たちは悩みます。

でも、悩みが生まれること自体は、決して悪いことではないんです。

悩むということは、「私は、もっとよりよく生きたい」という心があるということなのですから。

だから、悩んでいる自分を責めなくてもいい。

「私は弱いから悩むんだ」と思わなくてもいいんです。

大切なことは、悩みをゼロにすることではありません。

悩みに、自分の心のすべてを支配させないことなんです。

朝焼けの海の景色を撮影する人

私たちの苦しみは、目の前で起きた出来事そのものだけから生まれているわけではありません。

その出来事に対して、

「絶対にこうでなければならない」

「どうして、あの人はわかってくれないんだ」

「あんなことを言われるなんて許せない」

「あの時こうしておけばよかった」

そんなふうに、心が何度も反応し続けることで、苦しみが大きくなっていくことがあるんです。

たとえば、誰かから嫌なことを言われたとします。

言葉そのものは、ほんの数秒で終わっています。

でも、その日の夜になっても、

「あの人はどういうつもりで言ったんだろう」と考えたりします。

次の日になっても思い出すこともあるかもしれません。

お風呂に入っている時にも思い出したり、寝る前にも思い出すこともあるかもしれません。

そうすると、相手があなたを傷つけたのは一度だったとしても、

自分の心の中で、その出来事を何度も繰り返してしまうことになるんです。

もちろん、傷ついた気持ちを無理に消す必要はありません。

悲しいなら、悲しんでいい。

腹が立ったなら、「私は腹が立っているんだな」と認めていいんです。

大切なことは、その感情を感じることと、その感情を感じ続けることは違うということです。

感情は、流れていくものです。

空に浮かぶ雲と同じように、怒りも、悲しみも、不安も、やがて形を変えていきます。

でも私たちは、その雲をつかんで、「まだ離したくない」と握りしめてしまうことがあります。

それが、「手放せない想い」になっていくのだと思います。

「あの人を許せない」

「あの失敗を忘れられない」

「もっと認めてもらいたい」

「こうならなければ幸せではない」

そんな想いを握りしめ続けていけば、心は疲れていきます。

だから時々、自分の心に聞いてみてください。

「私は今、何に反応しているんだろう」

それは、誰かの言葉でしょうか。

人からどう見られているかという不安でしょうか。

過去の出来事でしょうか。

それとも、まだ起きてもいない未来でしょうか。

私たちは不思議なもので、目の前で実際に起きていることだけに苦しんでいるわけではありません。

まだ起きていないことを想像して、「もし失敗したらどうしよう」と苦しくなることもあるんです。

まだ誰にも何も言われていないのに、「きっと嫌われている」と思ってしまうこともあります。

過ぎてしまったことを思い出して、「あの時こうしていれば」と自分を責めてしまうこともあるんです。

つまり私たちの心は、過去にも反応し、未来にも反応し、そして他人の心にまで反応していることがあるんです。

そうすると、「今ここ」にいるはずの自分の心が、いろいろな場所へ向かってしまうんです。

草原で花を摘む人

だからこそ私は、心にムダな反応をさせないこと。。が大切だと思っています。

それは、何も感じない人になることではありません。

人に無関心になることでもありません。

嫌なことがあっても我慢をすることでもありません。

そうではなくて、「これは、本当に私の心を使うほど大切なことなのだろうか」と、一度立ち止まって考えてみることです。

誰かの何気ないひと言。

SNSで見かけた誰かの成功。

自分に向けられたかどうかもわからない視線。

まだ起きてもいない未来への心配。

そこに、一日の大切な心のエネルギーを全部使わなくてもいいんです。

あなたの心は、もっと大切なもののために使っていい。

愛する人のために。

あなたの夢のために。

今日を楽しむために。

誰かに優しくするために。

そして、あなた自身を幸せにするために。

私たちは、外側で起こることをすべてコントロールすることはできません。

人が何を言うのか。

人が自分をどう思うのか。

明日、何が起きるのか。

それらを決めることはできません。

でも、それに対して、自分の心をどこまで反応させるのかは自分で選ぶことができます。

私は、これが「自分軸」で生きるということだと思っています。

誰かに否定されたからといって、自分の価値まで下げなくていい。

誰かに認められなかったからといって、自分自身まで否定しなくていい。

誰かがあなたをどう評価するかと、あなたという存在そのものの価値はまったく別のものですから。

だから、あなたの価値を下げるような言葉を受け取った時には、もうそれ以上に心と感情で理解しようとしなくていいんです。

「そういう考え方もあるんだな」と、そこで止めておけばいいんです。

瞑想をする人

反対に、
「ありがとう」

「あなたがいてくれて助かったよ」

「あなたのこういうところが素敵ですね」

そのような暖かい言葉をもらった時には、「いやいや、私なんて」とすぐに否定しないでください。

「ありがとう」と、素直に受け取っていいんです。

優しさを受け取ることも、愛を受け取ることも、自分を大切にすることなのですから。

私たちは、嫌な言葉はずっと覚えているのに、優しい言葉はすぐに忘れてしまいます。

でも、それでは心がかわいそうなんです。

だから、あなたの心に何を残していくのかも、自分で選んであげてください。

すべての言葉を、心の中に残さなくていいんです。

あなたの心は、どんなものも自由に入っていい場所ではありません。

私は、人の心というものは、魂が静かに宿っている、とても神聖な場所だと思っています。

だからこそ、その場所を大切にしてあげてください。

怒りでいっぱいにしなくていいし、

人からの評価だけでいっぱいにしなくていいし、

過去への後悔だけでいっぱいにしなくていいんです。

時々、心の中を静かに掃除するように、「これはもう手放していいな」と思うものを、ひとつずつ外へ出してあげてください。

そして空いた場所に、感謝や、希望や、愛や、これからやってみたいことを入れてあげるんです。

私は、それも「心を調える」ということだと思っています。

悩みは、あなたそのものではありません。

不安も、あなたそのものではありません。

怒りも、悲しみも、あなたの中に一時的に表れている感情です。

その感情のもっと奥には、何が起きても変わらない、静かなあなたがいます。

私は、それを魂と呼んでもいいと思っています。

心が大きく揺れた時には、その静かな場所へ戻ってみてください。

ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐いて、そして自分に聞いてみるんです。

「これは、本当に今の私が反応する必要のあることなのか」

もし必要なら、向き合えばいい。

もし必要でないのなら、手放すことを決めていいんです。

(手放すことの大切さについて、以前にもこちらの「勇気をもって手放す」のなかでお話しをさせていただきましたね)

大空に手をのばす人

すべてに答えなくていい。

すべてを理解してもらわなくていい。

すべての人に好かれなくていい。

すべての出来事に意味を見つけようとしなくてもいい。

あなたの人生には、

もっと大切にするべきものがあるはずです。

大切な人。

大切な時間。

大切な夢。

そして何より大切なあなた自身の心。

人生の時間には限りがあります。

だから、その限られた時間の中で、何に心を使うのか。

何に感情を使うのか。

何を心の中に残すのか。

それを自分で選んでいいんです。

悩みを完全になくすことはできなくても、悩みを必要以上に大きくしないことはできます。

外側の世界をすべて静かにすることはできなくても、自分の内側に静けさをつくることはできます。

それができるようになると、心に少しずつ「余白」が生まれてきます。

そして、その余白を心に持つことができれば、本当の自分の声が聞こえてくるようになります。

「私は本当はどうしたいんだろう」

その声を大切にしてください。

外側の世界に反応し続ける人生から、自分の内側の声を聞いて生きる人生へ向かうこと。

それだけで、心はずいぶん自由になります。

あなたの心は、誰かの言葉に振り回されるためにあるのではありません。

過去を何度も悔やむためだけにあるのでもありません。

まだ起きていない未来を恐れるためだけにあるのでもありません。

あなたの心は、今この時を感じて、愛して、喜び、そしてあなたらしく生きるためにあるんです。

だから今日から少しだけ、心にムダな反応をさせない生き方をしてみてください。

反応する前に、一度立ち止まって、そして、「私は、これに心を使いたいだろうか」。。と自分に聞いてみること。

その小さな習慣が、少しずつあなたの心を自由にしてくれます。

そして心が自由になった時、悩みがなくなったわけではなくても、あなたはきっと気づくはずです。

「悩みよりも、私の方がずっと大きくて強かったんだ」ということに。

あなたの人生の中心にいるのは、悩みではありません。

あなた自身です。

だから、あなたの心の主導権を、いつもあなた自身の手の中に置いておいてください。

心を静かに調えながら、今日という一日をあなたが本当に大切にしたいことのために使ってください。

「一日一日を大切にしなさい。
 毎日のわずかな差が、
 人生にとって大きな差となって現れるのですから」
(デカルト)

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