理想のパートナーの姿
言葉にしなくても分かり合える二人
先日、福岡県大川市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、ゆっくりお話しさせていただきました。
私たちは、自分のいつもそばにいてくれる人に、自分のことを分かってほしいと思ったりしますし、相手のこともすべて分かりたいと思うもの。
それが、恋人や夫婦としてのあるべき姿だと思ったりもします。
でも、私たちの心の向きは、日々、変わっていくもの。
出逢った頃と今とでは、自分も相手も同じではないはずですし、自分自身についてもすべてをわかっているのではないのですから、100%分かり合えることは難しいと思うんです。
でも、お互いに70%くらいを分かっていれば十分なんです。
私たちは相手のすべてを知りたくなって、言葉を求めたくなります。
感情や想いを表そうとする言葉を聞きたくなるんです。
でも、言葉だけですべてを表すことはできないんです。
もちろん、言葉を聞いて分かり合えることはできます。
でも、何も言葉にしなくても、ふとした表情やまなざしや笑顔から読み取ることはできるんです。
「ありがとうね」
「嬉しいよ」
「美味しいよ」
しっかり言葉にして伝えることも大切ですけど、目を合わせるだけで、笑顔に笑顔を返すだけで伝えられる関係も、とても素敵だと思うんです。
あえて言葉にしなくても、相手の想っていることを読み取れる関係。
いつもそこにいることを意識はしていないけど、いなくなると落ち着かない関係。
そのような、空気のような存在だけど、いちばん近くにいてくれて、いちばん大切な存在。
それが、恋人や夫婦というものなんだろうと思うんです。
(いちばん近くにいる大切な存在の人との関係について、以前にもこちらの「究極のコミュニケーション」のなかでお話しをさせていただきましたね)

「以心伝心」という言葉があります。
言葉にできない想いを、心から心へ伝えるという意味の言葉です。
長い時間、ずっと連れ添ってきた二人には、お互いの心が見えているんです。
言葉に出そうとする前に、相手から気遣いの言葉を聞けたりするから。
それが、恋人や夫婦としての幸せなんだろうと思うんです。
長い時間を一緒にすごすことで、少しずつ暖かい関係が育っていきます。
時間が二人の心をつなげてくれるんです。
だから、焦らないこと。
分かってもらえないことがあるとしても、焦って押しつけたりしないこと。
なんとなくで分かっているのなら、これからもきっと大丈夫ですから。
「これで終わり。
これ以上人生で必要なものはない。
私にはあなたがいるし、
それで十分だ」
(アレッサンドラ・トーレ)
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