心が磨かれる時
あなたの想っていることをしっかりと伝えて、相手の考えも受け止めてみること
先日、福岡県福津市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、ゆっくりお話しをさせていただきました。
ダイヤモンドの原石が磨かれることによって、光を放つようになるように、
私たちの心も、いろんな経験をすることによって宝石のように美しくなることが
「切磋琢磨」という言葉の本当の意味なのだそうです。
切磋琢磨と聞くと、ライバル意識を持って、自分と相手のどちらかに優越をつけることや、勝ち負けをつけることのようなイメージが思い浮かびますが、
お互いに競い合うことで、どちらも成長をしていく関係のことなんです。
今までを思い出す時、たくさんの人に教えてもらったり、誰かと心を寄せ合うことで成長してきたはず。
自分一人の力だけで、ここまで来れなかったはずなんです。
うまく生きることのテクニックや知識は、一人で学ぶことができても、その実践は誰かと関わることで身につけることができるものですから。
(誰かとの関わりのなかで学びをいただいてきたことについて、以前にもこちらの「他者との関わり」のなかでお話しをさせていただきましたね)
今はリアルでお会いするよりも、ネットで顔を合わさずにお話しをする機会が増えていますから、
自分の意見に賛成してくれる人とだけつながることもできますし、意見が合わなくなったら簡単に関係を切ることもできたりします。
どんな人間関係も、自分に合うか合わないかで決めることもできる時代になっていますが、
あえて、自分と違う意見の人とも交流してみてほしいんです。
あなたの想っていることをしっかりと伝えて、相手の考えも受け止めてみてほしいんです。
しばらくお話しをしていると、賛成か反対かだけではなくて、100か0かだけではなくて、
お互いに一部は理解できる「グレーな部分」が見つかりますから。
一人ひとり、考えが違っていて当たり前なんです。
そして、その考えも今日と明日で変わることもあるんです。
意見が合わないことは怖いけど、自分の考えを主張して、お互いに認め合えた時の嬉しさは言葉にできないもの。
そうやって、心と心が向き合う時、私たちの心は磨かれていくんです。
美しく磨かれていくんです。
それが、私たちの心の成長になるのですから。
「一人ひとりの人生が、
ものすごく大勢の人生に
影響を与えている。
だから、一人が欠けただけで、
世界には埋められないほど
大きな穴が開くんだよ」
(映画「素晴らしき哉、人生」より)
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