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夕日に照らされる人

どれだけ自分以外のことに目を向けられるかという学び

先日、福岡県久留米からスピリチュアルヒーリング・占い・除霊・霊視・お祓いのセッションを受けに来られた方と、

「人間としての成長」ということについてお話しをさせていただきました。

「働く」という言葉は、「傍」(はた)を「楽」(らく)にするという意味からきているそうです。

つまり、それは「そばにいる人を楽にしてあげること」

私たちの周りにあるお仕事は、もともとはその心から生み出されたものばかりだと思うんです。

そして、その想いを持って勤めていくなかで、お仕事をとおして自分の人間としての成長も感じることができたりしたはずです。

でも、そのお仕事の目的が「自分のため」になってしまう時、どれだけがんばっても、目指している「豊かさ」は手に入れることができなかったりするんです。

(私たちの本当の豊かさについて、以前にもこちらの「私たちの豊かさ」のなかでお話しをさせていただきましたね)

海岸を散歩する人

「三方よし」という言葉があります。

「売り手によし、買い手によし、世間によし」という、江戸時代に日本全国で行商していた近江の国の商人さん達の経営哲学の言葉で、

「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方を表している言葉です。

その考え方は、どんなお仕事にも通じるものがあると思うんです。

私たちの社会は、自分だけではなくて、みんなで創り上げてきたものだから。

この世界は、完全な世界ではないし、誰にとっても公平な場所ではないかもしれません。

でも、そのような不完全な世界にいる間、私たちに「学び」として求められることは、

「どれだけ自分以外のことに目を向けられるか」だと思うんです。

私たちの人間としての成長や、魂の成長も、そこに見つけられるはずですから。

「私たちは巨大な宇宙のオーケストラの一員です。
 そのオーケストラでは、
 生きている楽器の一つひとつが、
 欠くべからざる役割を持って、
 補い合い、調和して、
 全体を奏でているのです」
 (アラン・ブーン)

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