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ありのままで生きる人

自由を感じられる時間が、生きていることを実感できている時

先日、福岡県柳川市からスピリチュアルヒーリング・占い・除霊・霊視・お祓いのセッションを受けに来られた方と、

「時間と自由の感じ方」ということについてお話をさせていただきました。

忙しい毎日をすごしていると、どれだけでも時間が足りなくて、身体が足りない感覚にもなりますし、

私の人生の時間は、こんなふうにあっという間にすぎていってしまうのかなと考えたりもします。

たしかに、私たちは手帳やスケジュールアプリを使って、「ここからここまでの時間は空いている」とか、

「この日のこの時間なら空いている」というふうに、時間を平面的にとらえていますけど、

でも、体感として時間の長さを感じることもしているんです。

たとえば、楽しい時間はとても短く感じて、あっという間にすぎていくように、

やりたくないことをしている時の時間は、とても長くていつもの倍以上の時間に感じるようにです。

本当は、時の流れは一律で不変的なものなのかもしれません。

でも、私たちは時間の長さを変えることができる。

その時は、きっと充実を感じていて、自分が生きていることを実感できている時だと思うんです。

(人生の充実を感じることについて、以前にもこちらの「命の時間の使い方」のなかでお話をさせていただきましたね)

朝日をながめる人

「ゆうがた、空の下で、
 身一点に感じられれば、
 万事に於いて、文句はないのだ」
 (中原中也)
という言葉があります。

自然の清々しい場所に出かけて心が穏やかになったり、綺麗な星空を見ながら、自分とこの世界が一体になるような感覚になる時、

いつも一定の速さで進んでいた時間の流れが、自分だけの進み方になるんです。

私たちの命そのものが、寿命という時間のなかで存在しているから、

そのような、時間に広がりを感じる一瞬こそが「自由」を感じさせてくれるんです。

フランスの哲学者アンリ・ベルクソンさんが、その自由な時間を「純粋な持続」と呼んだようにです。

私たちは、誰かとの約束や決まりごとのために、スケジュールをたくさん入れることで充実を感じたりしますけど、

本来は、自分ひとりの時間を濃く生きることで自由は感じられるんです。

だから、時々、何もしない、何も予定しない一日をつくってみよう。

何も目的を持たずに、ただ好きなことをしてすごしてみよう。

本や映画を見たり、行ってみたいところに行ってみてもいいんです。

面白いものを求めて自由に動いていいんです。

その時に感じるものが、人生で本当に大切なものだったりするから。

そして、予定を詰め込んだ時間より、自由を感じられた時間の方が、あとで振り返るとずっと充実した時間だったと思えるから。

「自分に与えられた
 時間の中で何をするか。
 それだけを
 決めればいいのだ」
 (映画「ロード・オブ・ザ・リング」より)

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