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強く生きる仲間達

今この時を楽しんで生きる自分でいること

先日、福岡県筑後市からスピリチュアルヒーリング・占い・除霊・霊視・お祓いのセッションを受けに来られた方と、

「不安をなくす生き方」ということについてお話をさせていただきました。

紀元前1750年頃にメソポタミアで書かれたとされる粘土版が、イギリスの大英博物館に展示されているのですが、

そこに書かれているくさび形文字を一文字ずつ解読してみると、店員とお客さんの口論の様子を残しているものだとわかったそうです。

紀元前に生きていた人も、現代の私たちと同じようなことを悩んで、同じようなことを望んでいたんだろうと思うんです。

生きていれば、その時にしか出会えないものがあります。

社会に出て環境が変わったり、歳を重ねていくたびに、私たちは嬉しいことと同じだけのつらいことを受け取りながら生きていくんです。

人間が生きているということは、そういうことなんだろうと思うんです。

だから、希望と同じぐらいの不安もあっていいと思うんです。

(不安もあってこその私たちの人生ということについて、以前にもこちらの「無になるということ」のなかでお話をさせていただきましたね)

山頂から朝日を見る人

「このまま今のお仕事を続けていて大丈夫なのかな」
「今、勤めている会社はいつまで続いていくんだろう」
「将来にそなえて、何かを始めないといけないんじゃないだろうか」

私たちは、このような不安を感じることがあります。

でも、どれだけ将来のことを考えて計画的にすごしても、これから先に何が起こるのかは誰にもわからないもの。

私たちが自分の力ではどうにもできない「想定外」のことが起こることもあるんです。

では、どうすれば不安や心配を心からなくすことができるのでしょうか。

それは、「今に集中すること」

将来の目標や計画に目を向けすぎずに、今この瞬間のやりたいこと、やるべきことに夢中になること。

夕日を見つめる人

古代ギリシアの哲学者アリストテレスさんは、人間の活動について、

将来の目標を最優先する生き方を「キーネーシス」
今この瞬間に集中する生き方を「エネルゲイア」
と名づけました。

そして、今この瞬間を楽しく充実して生きることが、将来の目標を達成することにつながると説かれました。

つまり、夢中になって目の前のことに取り組んでいるうちに、望んでいる理想の姿を自然と導いてしまうということなのでしょう。

結果はどうあっても、ゴールまでの道のりを楽しめる時、私たちは「無欲」になれているはず。

無欲に楽しみきっている時に、最高のパフォーマンスができているはずだから。

いい結果とは、ゴールまでの道のりを楽しめた後の「おつり」のようなものでもあるんです。

いつかたどりつく理想の自分を「目標」にしながら、今この瞬間をいっぱい楽しみながら生きている自分自身を「目的」にすること。

その生き方をする時、私たちの心には未来への不安も心配もなくなっているはずですから。

「幸も不幸も喜びも
 悲しみさえも丁度よい
 歩いたお前の人生は
 悪くもなければ良くもない
 お前にとって丁度よい」
 (良寛)

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