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自分の内面を見る人

豊かさを感じられる今の時代だからこそ見つけられる、新しい形の自由

先日、福岡県筑紫野市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と、

「自由に生きること」ということについてお話しをさせていただきました。

今、私たちの生きている現代は、食生活の豊かな「飽食の時代」と言われます。

目の前にたくさんの食べ物があって、いろんな食べ物を選ぶことができるから、栄養的にも偏らずに食べていると思っているのですが、

本当は自分の好きなものばかりを食べていて、バランスが取れていないこともあるんです。

私たちは、好きなものを選べることを「自由」だととらえていますけど、その自由が偏りを生んでしまうのなら、

逆に選択肢が少ない方が「豊かさ」を感じられるのかもしれません。

完全な自由よりも、少しの制限があったほうが、スムーズにいく場合もあるのかもしれませんね。

(自由について、以前にもこちらの「この世界を、自由に生きるための方法」のなかでお話をさせていただきましたね)

瞑想をする人

「尽きせぬ自由は
 がんじがらめの不自由さの中にある」
 (長渕剛「STAY DREAM」)
という言葉があります。

自由に生きれば生きるほど、私たちの心は揺れ動いたり、「もっと良いものがあるはず」という想いが出てきて、選ぶことができなくなったりします。

禅の教えのなかに「規矩」(きく)というものがあって、禅宗はそもそも規則があることを前提としているそうです。

自分以外の人と生活をして、いろんな人と社会で関わりながら生きるには、ちょっとの枠組みがあるほうがいいのでしょう。

その枠組みのなかで、自分を表現することや、自分を律することや、自分に厳しくすることが、私たちの魂の成長のために「善いこと」のはずだから。

豊かさを感じられる今の時代だからこそ、自由についても、新しい形を見つけることが大切なんだろうと思うんです。

「みんな魔法のような方法を見つけて、
 自分を向上させたいと思ってる。
 でもそれは悪いことじゃない。
 勝手なことを考えながら、
 いろんなことに挑戦して、希望を抱く。
 それが人間らしさってやつだ」
 (映画「サムサッカー」より)

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