私の人生の本分
この世界で、いろんなものに触れる経験をすること
先日、福岡県うきは市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と、
「私の人生の本分」ということについてお話をさせていただきました。
この世界にいる間に、私たちがいちばん大切にすることの一つ。
それは「たくさんのことを経験すること」
子供の頃の、まだなにも知らなかった私たちは、この世界のいろんなことを覚えようとして、
ムダなことや、合理的ではないことや、一時的な楽しみをいっぱいしてきました。
でも、だんだん大人になって効率が良いことや、責任を引き受けることを第一にしていくうちに、
楽しむ経験を忘れていたような気がするんです。
私たちは人生のステージが変わっていくたびに、新しい「本分」を見つけて、それを果たそうとして自分を変えていきます。
「本分」とは、「その時にその人が果たすべき責務」のこと。
たとえば、学生なら勉強をすることが本分になるのでしょうし、社会人ならお仕事をすることが本分として考えることができます。
でも、本分とはあくまでも、自分の生き方の方向を示すだけのもの。
「これしかない」と、とらわれるものではないんです。
(自分の人生の生き方について、以前にもこちらの「命を輝かせる生き方」のなかでお話をさせていただきましたね)
「人生それ自体が何かあるのではなく、
人生はなにかをする機会である」
(フリードリヒ・ヘッペル)
という言葉があります。
私たちは、ただ一つのことをするためだけに生まれてきたわけではないんです。
ただひたすらに、昨日と同じことを続けるために生きているわけではないんです。
時々、自分の生まれてきた理由を知りたくなったりして、視野を狭くして自分の可能性を決めつけたくなるけど、
でも本当は、それは視野を広くして、この世界でいろんなものに触れる経験をしながら見えてくるものなんです。
だから、あなたは今世の自分の人生を思いっきり味わってみること。
せっかくこの世界に「私」として生まれてきたのだから、どんなことも経験して楽しんでみよう。
それが、自分の人生に責任をもつこと。
その生き方が、あなたの人生の「本分」になるはずですから。
「本当の旅の発見は、新しい景色を見ることではなく、
新しい目を持つことである。
旅をとおして、自分への問いが生まれることで、
いっそう自分がわからなくなるかもしれない。
だからといって、自分への理解が後退したわけではない。
むしろ、新しい価値を見出すきっかけになるのだ」
(成瀬勇輝)
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