劣等感を力にする
ただあなたはありのままでいればいい
先日、福岡県福岡市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来られた方と「劣等感を力にする」ということについてお話をさせていただきました。
自分にないものを誰かの中に見つけた時、「今の自分をなんとかしなければ」と思う気持ちが生まれて、自分で自分自身を追い込んでしまうこともあります。
それを「劣等感」というのでしょう。
でも、その劣等感はあなたが自分で勝手に思い込んでいるものもあるんです。
大切なことは、他者からの評価だけではなくて、いろんな視点から自分自身を見てみること。
「これが私なんだ」と決めつけていた自分ではない「自分」に出会うことができるはずです。
完璧な人間はどこにもいません。
自分の良いところは良いところ、良くないところは良くないところでいいんです。
それを、恥ずかしいとか思わなくていいですし、隠したりもしなくていい。
逆に、どうしたらそのどちらも自分の魅力として表すことができるか、何かに活かすことができるかと考えて行動してみること。
そこに、私たちの人間としての成長があるはず。
その姿勢を「向上心」と呼ぶはずです。
(向上心について、以前にもこちらの「あなたが人生の主人公」のなかでお話をさせていただきましたね)
「露堂々(ろどうどう)」(禅語)という言葉があります。
「この世界の真理は、はっきり堂々といつも目の前に現れている」という意味の言葉です。
草は草で在るように、木は木で在るように、人間は人間で在るように、
目にする一つひとつのものが、それぞれの真理を表しているのがこの世界なんです。
それをはっきりと見てみること。
それは自分自身についてもそうなんです。
自分のありのままの姿を認めることができること。
自分らしい在り方を知っていること。
それは自分の欠点について開き直ることではなくて、「どうせ私なんか」と思い込んで行動をしないことでもないんです。
とらわれずに、焦らずに、気取らずに、ごまかさずに。
自分を飾ろうとすれば、違和感を感じることがあります。
自分を大きく見せようとすれば、無理を感じることがあります。
人によく思われようとすれば、疲れることもあります。
ただあなたはありのままでいればいいんです。
私たちは、自分以上でもないし、自分以下でもない存在ですから。
まずは、今の自分をスタート地点にして、自分らしく、人間らしく、もっと善く生きる道を探していきましょう。
「人生それ自体が
何かであるのではなく、
人生はなにかをする機会である」
(フリードリヒ・ヘッぺル)
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