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自然のなかで瞑想をする人

感情にとらわれずにものごとを見ること

先日、福岡県福岡市からスピリチュアルヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と「自分の感情を理解する」ということについてお話をさせていただきました。

私たちはいろんな感情をもっていますから、運のいい体験をして嬉しいと感じたり、不快な体験をして怒りを感じたりするのは自然なことなんです。

ですから、自分の感情を表に出すのを控えることは、私たちにとって自然ではないことなのかもしれません。

そもそも、感情を表現することは悪いことではないんです。

たとえば、喜びや嬉しさを表している人を見ているだけでも気持ちが明るくなりますし、

喜怒哀楽の感情の豊かな人は、映画やドラマでも親しみやすいキャラクターとして登場しているように、魅力的に見えたりしますから。

ですから、自分の内に湧き上がってくるポジティブな感情も、ネガティブな感情も、どちらも持っていても大丈夫なんです。

すべての感情は、今のあなたの心を表している大切な自己表現なのですから。

(感情で自分を表現することについて、以前にもこちらの「感情で自分を表現する」のなかでお話をさせていただきましたね)

夕日を見つめる人

「自分の感情を素直に感じることです。
 緊張していたら『緊張してるな』とただ感じて
 それを受け入れてプレーするんです」
 (横峯さくら)
という言葉があります。

誰かを比べて自分の価値を下げてしまう時や、今のつらい現状がこれからも続いていくような思い込みをしてしまう時、

心の中に嫉妬とか不安というネガティブな感情が生まれることがあります。

でも、本当はどんな感情にも良いとか悪いの区別はないんです。

嫉妬や不安を感じるからこそ、もっともっと自分を高めようと思えたりします。

そして、先のことを考えて行動ができようになったりもしますから。

ですから、ネガティブの感情は取り除こうとするのではなくて、これからの自分の進化のための材料とするべきものなんです。

語り合う仲間たち

私たちは、心の動きよりも先に感情を使ってものごとを受け止めようとしますから、

時々、誰かの言葉や出来事の意味を自分の感情の動くままに受け止めて、自分の感情に振り回されてしまうこともあるんです。

大切なことは、自分の感情の傾向を理解すること。

自分の感情を知ることは、自分の感情をコントロールことになるんです。

「あの出来事に、こういう感情を持っていたんだなあ」

「あの人の言葉をこんなふうに受け止めていたんだなあ」

そうやって一度、自分の感情の反応を客観的に見てみると、目の前の出来事や誰かの言葉の価値を自分で決めつけていたような気がするはず。

同じようなことに何度も出会っているとしても、その時その時で新しい価値がそこにあったことも気づくはずなんです。

私たち人間は「感情の生き物」

だからこそ、感情にとらわれずにありのままにものごとを見てみましょう。

「人間はみな似たりよったりの能力と、感情の持ち主である。
 これを悟らなければならないと思う。
 つまり、我も人なら、彼も人なのである」
 (本田宗一郎)

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