力を抜いてみること
本来の真っさらな自分に戻ってみること
先日、福岡県那珂川市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、「力を抜いてみること」ということについてお話をさせていただきました。
自分の持っている本来の力を余すところなく発揮できる時は、身体に無駄な力が入っていない時だと言われます。
それは、身体の能力についても、心の柔軟性についてもそうだと思うんです。
必要以上に力が入っていると、身体が思う通りに動かないこともあったり、心も柔軟な受け止め方ができなくなってしまいますから。
そのような時はいろんなことに敏感になって、争うことをしてみたり、うまくいくはずのことをうまくいかないようにしてしまうこともあるかもしれません。
今この時代で生きていくなかで、私たち人間が生きていくことについて、本当に最低限の必要なものは何なのかを気づかせてくれるものが必要かもしれません。
私たちの求めている本当の豊かさが何なのかということも同じくです。
たとえば、物質の豊かさで心を満たすことができなくなってきたと感じられるのは、本当の価値あるものを自分の心の中に見つけることができたから。
「持っている」「持っていない」に関わらず、私たちは自分を満たすことができると気づいたから。
そのことが分かれば、今までの人生で経験してきたことで選んでいた人生の歩み方も大きく変わります。
条件や理論もいらないシンプルな考え方でこの世界を見れるようになるから、深刻に悩んだり苦しんだりすることも少なくなるんです。
その時、あなたに影響を与えるものは、あなた自身になるはず。
あなたの日常の心、行動、そして口から出る言葉があなたに影響を与える、いちばんのものになるはずですから。
(自分の心や行動が、そのまま自分に影響を与えていることについて、以前にもこちらの「なりたい自分に成る」のなかでお話をさせていただきましたね)
力を抜くということは、いろんな理論や理屈やしがらみを超えて、前向きに生きようとする言葉と行動を身につけること。
小さく固まってしまった自分の人間性を解放することだと思うんです。
まずは、今の自分に必要のないものを手放してみること。
それは物質的なものだけではなくて、自分の内にある執着や、終わらない欲望や、とらわれている心もふくめて。
「無一物無尽蔵」(禅語)という言葉があるように、心が晴れわたる空のように澄んでいることで無限に豊かなものを生み出すことができるんです。
それは難しいことではないんです。
本来の、まだなにも知らなかった真っさらな自分に戻るだけですから。
「山は西からも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、
新しい道はいくらでも開ける」
(松下幸之助)
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