人生の意味について
人生の意味は、主観的な見方で創られるもの
先日、ヒーリング・占い・除霊のセッションを受けに、福岡県福岡市から来られた方と「人生の意味の創り方」についてお話をさせていただきました。
日常のなかで、私たちはふと「昨日、あれをしておけばよかったなあ」という、もう過ぎたことを後悔したりする「持ち越し苦労」とか、
「明日、それをしたいけどどうしよう」という、これからどうなるかまだわからないことへの焦りのような「取り越し苦労」を考えてしまうもの。
それは、今の自分や自分の周りのことに何も問題はなくても、どれだけ順調であっても、ふと頭で思い描いてしまうもの。
ですから、持ち越し苦労も、取り越し苦労も、自分の頭の中で妄想を広げているだけのこと。
つまり、まだ何も起きていないのに不安を先取りしている状態なんです。
「美しいものを見つけるために
私たちは世界中を旅行するが、
自らも美しいものを携えて行かねば、
それは見つからないだろう」
(R・エマーソン)
という言葉があります。
私たちの思考は、いつも新しい可能性を探そうとして、ものごとをいろんな角度から見ていこうとします。
そのなかには、とてもクリエイティブな見方もあれば、自分のことだけしか考えていない利己的な見方もあります。
その一つ一つの見方のすべてが、これから新しい道を見つけるための自分の可能性を探るためのものですから。
でも、いろいろと湧き上がってくる妄想に気持ちが振り回されるのなら、思考の動きを止めること。
今、この一瞬を一生懸命に生きることによって。
それは、過去や未来について心を奪われるのではなくて、今、目の前のことに心を尽くして生きることなんです。
(今、目の前にあることに一生懸命になって生きることについて、以前にもこちらの「人生の意味を感じる時」のなかでお話しをさせていただきましたね)
人間は、わからないから不安になるもの。
それは、周りのことや人についても、これからの人生についても、自分自身についても。
ふだん、私たちは見える世界だけを追いかけています。
だから、いつの間にか思い違いをしていたり、大切なことが見えなくなっていたりします。
でも、時々、予想していなかった苦境のなかで、いろんなことの本質の部分が見えるんです。
肉体の世界では、調子のいい時が自分の次元を上げれる時。
魂の世界では、落ちた時が自分の次元を上げれる時ですから。
あなたのとっての「価値のあるもの」は、「持つこと」によってあなたの外側に感じることができます。
「想うこと」によって、あなたの内側にも感じることもできます。
そのどちらも、あなたの人生の意味になるもの。
だから、あなたは自分からいろんなものに働きかける「主観」をもって、精一杯に今ここを生きてください。
人生の意味は、主観的なもの。
いつも自分の想いと行動が創り出していくものですから。
「私たちは誰しも、少なくとも主観的には
『苦しみたくなんかない』と思っていることでしょう。
ところがその割には、
別に怒らなくても良いことで怒ってわざわざ苦しんだり、
別に心配しなくて良いことを心配してわざわざ苦しんだり、
別に後悔しなくて良いことを後悔してわざわざ苦しんだりするのが、
私たちヒトという生き物の姿です」
(小池龍之介)
この記事へのコメントはありません。