心のよりどころを持つ
心の状態を整える場所をもつこと
先日、福岡市からヒーリング・除霊・占いのセッションを受けに来てくださった方と、「心のよりどころを持つこと」についてお話しをさせていただきました。
心のよりどころとは、私たちの日々の生活のなかで支えとなったり、私たちに安心感や心の平穏をもたらしてくれるもののこと。
私たちは人生でさまざまな試練や厳しい状況に直面することがあります。
でも、心が穏やかでいることができれば、その状況のなかでも、何を大切にして、どのような人間でありたいかという信念を見つけることができるんです。
心の向きがブレないのなら、行動や判断をする時にも、ブレない自分軸をもって進んでいくことができるんです。
気持ちを穏やかにしてくれるような、かたよった考え方を中庸の状態に戻してくれるような心のよりどころは、人間関係のなかでつくられることが多いかもしれません。
自分のことを理解してくれている、家族や友人やパートナーはいつも、心の支えになってくれていますから。
応援を受けることや愛情を感じるだけで、私たちは安心感や幸福感を感じることができるもの。
信頼できる人との絆は困難な時に支えとなってくれますし、喜びを分かち合う時には心を豊かにしてくれるものですから。
(分かち合うことについて、以前にもこちらの「幸せの感じ方」のなかでお話しをさせていただきましたね)

「信心は、心の内側から湧き上がる力であり、私たちが真実の喜びを見つけるための道である」
(ディーパック・チョプラ)
という言葉があります。
信心をもつことも、私たちの心のよりどころとなるものです。
私たちの信心とは神様を信仰することもそう。
キリスト教では、「神様は、ご自分の姿を型どって人間を創られた」とされていて、
神道では「祀られている鏡(かがみ)から『が(我)』を抜けば、そこに映る自分の姿こそが『かみ(神)』である」とされているように、
信心とは、神様へ向けられる心から始まって、自分自身にも、そこから自分の周りの人たちにも広がっていくもの。
私たちが「一人ではないこと」を感じさせてくれるものだと思うんです。

心が乱れている時、気持ちが落ち込んでいる時に、手を合わせて神様にお願いをすることがあります。
その時、自分の想いを打ち明けたことで、心が穏やかになって、気持ちも前向きになれたりします。
私たちは、神様の前では不思議と素の自分になれるものですから。
心が重たくなってきたら、なにか息苦しい感じがするのなら、心にたまっている想いをすべて出していくこと。
自分の外側の世界はどうあっても、自分の心を落ち着かせて、ゆっくり自分の心を見つめることは、自分の心に平和と調和を見つけること。
日常の生活の中に、心を整えることができるところが一つあればいいんです。
「心のよりどころ」とは、そういう時間のことをいうのです。
「心の拠り所は、自己愛と自己受容の状態。
自分自身を愛し、受け入れること。」
(ルイーズ・L・ヘイ)
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