人生、一寸先は光
ここまでやってこれた自分を、これからも信じる
先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに北九州市から来られた方と、「人生の歩み方」についてお話をさせていただきました。
私たちが、人生の中で決断をする時や、どんな行動をするかを決める時は、その後で出会う「結果」を予想して決めることが多いもの。
ですから、望み通りの結果が予想できる場合はすぐに行動に移すでしょうし、思わしくない結果が予想される場合は行動を起こさないと思うんです。
でも、どのような結果が現れるとしても、それは今の状況ではまだ定まっていないもの。
私たちの判断や行動は、一度、この世界に表した後、いろんな関係性の影響を受けて、その後で結果として返ってくるものですから。
あなたが思っていた以上に良い結果になることもあれば、悪い結果になることもあるんです。
ですから、まだなにも始まっていないうちにすべてを決めてしまうことは、可能性を見ないようにすることのような気がします。
この世界のあらゆることは「やってみなければわからない」んです。
なかなか決断をできない時は、結果を意識しすぎていることもあるはず。
新しい展開は、新しい行動によって与えられるもの。
結果も大切ですが、可能性を信じることも私たちには必要なんです。
(自分の内にある可能性を信じて行動をしてみることについて、以前にもこちらの「人生に何を求めるか」の中でお話しをさせていただきましたね)
「僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる」
(高村光太郎「道程」)
という言葉があります。
新しいことを始める時に感じる不安は、「先がわからない」からこそ感じるもの。
つねに、これから先のことについて感じるものです。
でも、人生にはあらかじめ決められている道もありませんし、確実だと言い切れる道もないんです。
たしかに、なにも決められていない道を自分で決めて進んでいく人生とは、いつも闇の中を進んでいく道のりかもしれません。
そこで、私たちが頼りにするべきものは、ここまでやってこれた自分。
今までどんな局面も乗り越えてやってこれたのですから、きっとこれからも大丈夫なんです。
私たちに与えられている人生は意外と短いもの。
だから、不安にとらわれて安心を求めようとするよりは、不安定に動じない姿勢で在りたい。
これから先に進む道が二手に分かれている時、私が選ぶ道が必ずうまくいくと信じこむことも大切ですが、
どちらの道を選んでも大丈夫。
どちらに転んでも私は大丈夫。
そう自分を信じて進んでください。
私たちは自らの決断と行動で、人生を「一寸先は闇」ではなく、「一寸先を光」にすることもできるはずですから。
「過去と未来は変えられない。
しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる」
(エリック・バーン)
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