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夕日を眺める仲間

私たち一人ひとりが、この世界に必要な存在

先日、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに福岡市から来られた方と、「違いを楽しむこと」についてお話をさせていただきました。

私たち人間の悩みは、自分の思う通りにならないことに出会う時に生まれるもの。

つまり、自分の想像していることと、目の前の現象が違っていることを悩みとしているんです。

でも、その「違い」があることで、ハッと気がつかされることがあったり、学びをいただいたりすることがたくさんあります。

その時に、この世界では違いがあることが当たり前で、その状態があるからこそ、すべてのものが成り立っているということもわかってくるんです。

仏教の開祖であるお釈迦様は、「この自然界にあるものは、すべてそのままで完璧だ」と言われました。

たとえば、産業林として同じ種類だけの樹木だけを植えられた森は、根っこが深く張らずに枯れてしまうそうで、

逆にいろんな種類の苗木を植えると、競い合って根を深く張ろうとして、森全体が豊かに成長していくそうです。

どのような木も、広い視野でみれば、すべてに役割があって、すべたが必要なもの。

それは、私たち人間もそうだと思うんです。

(私たちの持つ違いについて、以前にもこちらの『私たちの「違い」について』のなかでお話しをさせていただきましたね)

遠くの景色をながめる人

「わたしには
 わたしを素敵にする責任がある」
 (尾形真理子)

という言葉があります。

私たちは、この世界に無垢な状態で生まれてきます。

最初から、性格や生き方も決まっているわけではなくて、どのような人と一緒にいて、どのような環境に影響を受けて、どのようなことを学んでいくかによって、一人ひとりがそれぞれに変化をしていきます。

いろんなことが自分に働きかけて、その時その時の自分の心を創っていきます。

だから、いろんな人との関わりを通して創り上げられた私たちの心は、一人だけのものではなくて、誰かとつながることもできるものだということもできるんです。

職場や地域の集まりや趣味の仲間には、いろんな人が集まりますから、その中には自分とは違う人がいるもの。

そのことで、人間関係に悩むことがあるかもしれません。

でも、自分と違う人がいるからこそ、相手のことを配慮したり、我慢することを覚えたり、理解し合うことをして、私たちは成長ができるはずです。

あなたが出会うどのような人も、あなたの人生を深くさせてくれる人なんです。

だから、いなくてもいい人は今まで一人もいなかったはずで、これからもそのような人はいないんです。

気が合う人も合わない人もいて、好きな人と嫌な人がいるから、あなたの世界のバランスも取れているはず。

だから、あなた自身も「たまにはこんな人間がいないと、この世界は面白くないかも」と思えるような自分であっていいんです。

「いつもココロに青空を。
 青空はつながっている」
 (高橋歩)

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