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太陽に手をかさず人

運気や運命の流れの中で創り出す人生

先日に、占い・ヒーリング・除霊のセッションを受けに来てくださった方と、「できると信じること」についてお話をさせていただきました。

「できる」と信じるよりも、「できない」と思い込むことは簡単なこと。

キリスト教の聖書の中に「YES」という言葉は1376回出てきて、「NO」という言葉はわずか4回しか出てこないそうです。

「できる」よりも「できない」という思い込みでいるほうが、執着や必要以上の欲は生まれないのかもしれません。

だから、心も乱れないから安心という見方もできます。

でも、周りの人から「あなたには出来ない」と言われたことをやってみる時、安心できない状況を楽しむ気力や体力や勇気や知恵が自分の中からわいてくるんです。

今まで生きてきた中で、とてもいい感じの時もあれば、反対に調子の悪い時もあったかもしれません。

こういう状況にある時、私たちはよく「運がいい」とか「運が悪い」という言い方をします。

たしかに運気の流れはありますし、避けることが難しい運命というものもあります。

でも、その運気や運命に飲み込まれて生きるのではなく、私たちは自分で人生を創っていくことも選べるはずなんです。

(運気や運命の中で人生を作り出すことについて、以前にもこちらの「運と運命とスピリチュアル」の中でお話しをさせていただきましたね)

湖と太陽の光

「人間というものは、自分の運命は自分で作っていけるものだということを
 なかなか悟れないものである」
 (アンリ・ベルグソン)

という言葉があります。

人生とは、良い運命や悪い運命が自動的に与えられてそのまま出来上がっていくものではなくて、その中で自分で選択して行動しながら創っていくものです。

この世界にはいろんな生き物がいますが、私たち人間だけが生きながら自分の生き方を変えることができる存在なんです。

たとえば、鳥は一度覚えた飛び方をずっと続けて、魚は泳ぎ方を変えられませんが、私たちは今ここから生きる方法を変えることができるんです。

ですから、私たちは生き方を自分で選んでいいという自由と、命という時間を与えられているということ。

それはどのような生き方もゆるされているということでもありますから、誰にも命をつかって成すべきことがあるように思えてきます。

それは「自分が、自分が」と自分中心に考えて見つかるものではなくて、周りから求められることで見つけられるもの。

そのことに気づいた時に、与えられた命の本当の使い方に気づいて、自分らしい生き方も見つけられるはずです。

朝日を見つめる人

失敗や後悔がいっぱいあるのなら、これからの人生で取り戻すような生き方をしてください。

不満を言いたくなったり、誰かのせいにしたくなったりする時も、努力を続けてください。

誰かにこうしてほしいと求めるよりも先に、自分から誰かに与えてください。

誰かがしなければいけないことを見つけたら、自分から積極的に動いてください。

今までの生き方が、あなたの満足できないものだったのなら、今までとは違う生き方を始めることで新しいものにすることができますから。

いつも自分にこう言い聞かせてください。
「イエス・アイ・キャン!」

「これから君は、
 こんな自分だと思い描いている自分の姿と、
 なれるかもしれない自分の姿の間を、
 旅することになるだろう。
 いちばん重要なのは、
 君自身がその旅をすることだ」
 (映画「プリティ・プリンセス」より)

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