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夕日を見つめる人

自分を満たすことは、周りも満たすこと

私たちが願う「こうなったらいいな」という理想は、人間関係がうまくいくことであったり、お仕事の収入が増えることであったり、素敵なパートナーに出会うことであったりします。

その理想を実現するために、私たちは自分よりも他者を第一にしたり、自分以外のものを大切にすることが求められると思ってしまうものです。

でも、本当はまず自分を大切にするほうが、理想の実現のための近道だったりするのです。

自分が満たされれば、周りにいる人も同じように満たしてあげたいと思うようになって、今までとは違う行動や表現もできるようになりますから。

(自分を満たす事の大切さについて、以前にもこちらの「自愛は、自らを全肯定すること」の中でもお話をさせていただきましたね)

朝焼けの空を見つめる人

「私たちの願いや祈りは、私たちの行いがそれに調和したものである時にのみ、叶えられるのです」
 (ジェームズ・アレン)

という言葉があります。

これまで、周りの人を大切にすることや、相手が心地よくなるように気づかうことを教えられてきたと思います。

だから、他者よりも自分を大切にすることは最初は難しいことかもしれません。

たしかに、自分を犠牲にして誰かのために何かをしてあげることは、人間として美しい行為で、日本人的な考え方では美徳ととらえられるものです。

でも、それをみんなの共通の常識のように考えてしまうと、それができない状況になると、とても窮屈に感じてしまいます。

そこに、自分がしたことへの見返りや、誰かからの感謝を期待する気持ちが生まれるのなら、

まずは自分を大切にすること、心や身体を丁寧に扱うこと、本音に耳をすますこと、自分に愛を与えること。

それは、わがままでもありませんし、そこに罪悪感もいらないのです。

私たちの誰もが幸せになりたいと思っています。

その幸せがどのような姿なのかも、そこにたどり着くまでの道も人それぞれです。

だから、あなたにとってのもっと生きやすい道もあるはずなのです。

夕日を眺める人

「引き寄せの法則」とは、自分が思うことや意識することを変えると、出会うものも変わってくるから、

本当に手にしたいものに意識を向けると自分の望みが実現するというもの。

私たちは、心が満たされた時に自分にも周りにも平和を見ることが出来ます。

そして、調和することを望んだりしますから、自分を満たすことでさらに強く引き寄せができるのでしょう。

そのためには、自分に足りないものがある感覚から引き寄せていくイメージではなく、

自分にはもう備わっている、満たされている心から始まって、さらに善いことを希望するイメージで引き寄せること。

足りない発想から始まると、誰かを見返すことや、誰かを負かしたいという方向にエネルギーが向かいます。

でも、満たされた自分からは、そのような自我に向かってエネルギーは発せられないのです。

自分のためにも、他者のためにも何かをすることが自然なことになるのです。

自分を満たすことは、周りも愛で満たすことですから。

「他人に与えられる最高のギフトは、あなたが幸せであること」
 (エイブラハム)

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