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ワンネスと繋がる人

ありのままに見ることが、ありのままに生きること

ありのままの自分でいることについて、今までいろんな機会でお話しをさせていただいてきました。

以前にも、こちらの「ありのままでいること」でお話しをさせていただきましたね。

それは、ぶれない信念を持っている姿であったり、自分軸を持っている姿であったり、自我をコントロールできている姿だったりするのでしょう。

でも、自分についてもそうですが、この世界のいろんなことについて「ありのままの姿」「本当の姿」を見ることはなかなか難しいのです。

それは、その姿を「目的」として見ているからなのです。

たとえば、スピリチュアルや宗教における目的というのは、自身が清らかな高次元のようなものに近づくことだと考えることができます。

そうすれば、そのような存在とはどういうものかという思いが湧いてきて、

突き詰めていけば、この世界に存在するのすべてのものの中に、高次のものと同じものを感じることもできるはずなのです。

自分自身がありのままの姿になろうとするのなら、まず、自分が見ているものの中にありのままの姿、本当の姿、真の姿、素の姿を感じ取ることから始まるのです。

どんなに美しいものを見ても、それを見るあなたの心が曇っているのなら、その美しさはあなたには価値を与えてくれないもの。

でも、あなたの心が明るく在るのなら、どんなものからも価値を感じることができるのです。

明るい心を持つ人

それは、日常のいろんなことについてもそうです。

周りにいる人への評価やお仕事への不満は、その表面的なことを見て判断した、自分の狭い価値観だけで決めていたことだったかもしれませんから。

だからまずは、自分の心の曇りを取り除いていくこと。

そして、真っ白な心で目の前の人、目の前のお仕事、目の前の出来事を見つめ直してみてください。

そうすれば、今まで見逃していたたくさんのものにも本当の価値を見つけることができます。

そのような見方のできるあなた自身も、ありのままの姿でいることができるのです。

今ここからでも、心を落ち着かせて自分の周りを見てみれば、どこにでも美しいものや素晴らしいものは必ず存在しています。

私たちは、それぞれに容姿も違いますし、能力も異なるものを持っています。

やっているお仕事や立場も、他者からの評価も違いますし、持ち物もお金も住んでいる場所も、すべてが違うのです。

その中で、誰の上にもある空や太陽や雲の流れや夜空を見つめてみてください。

誰の周りにもある川の流れや、足元に咲いている小さな花を見つめてみてください。

あなたのことを大切に育ててくれた家族や、いつも楽しい時間を一緒にすごしてくれる友達やパートナーのことを想ってみてください。

そのような、身の周りにある「心を動かすもの」に気づける人になってほしいと思います。

それが、ありのままに見て、ありのままに生きるという生き方ですから。

「目を奪われるものがたくさんあるだろう。
 しかし、心奪われるものだけを追い求めなさい」
 (ネイティブアメリカンの教え)

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