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夕日を眺める友達たち

心を平和にする、ゆるすという心

この世界での私たちは、一人ひとりに起こる出来事のタイミングが異なっていますから、誰かと今の自分を比べれば、不公平を感じてしまうこともあります。

でも、不満を口に出すことは一時的な利益を得ることはできますが、後々の展開には不利益になる行為になることもあります。

そして、そのようなことを繰り返すことは被害者意識を持っていることでもありますから、自分を低くしている状態でもあるのです。

なぜ私だけがこんな事にとか、今の現状の自分に強く意識を向けていると、その意識の対象をますます引き寄せてしまうのです。

ですから、不満や愚痴を言うことをやめるのです。

今の自分の状況を誰のせいにもせずに、ほしいものや望む光景に目を向けること。

本当は自分で状況を変えることができるという事実に気づけば、自分の人生にも自信を持つことが出来るのです。

「自分が許せない自分には絶対ならない」
(蜷川実花)

という言葉があります。

今、あなたに見えている周りの人の持っているものや幸せを自分と比べることはないのです。

比べればそこにジャッジが生まれて、その人と同じようになれない自分に満足できなくなります。

それは、自分を不公平に接してきた人に対しても同じことです。

ただ自分の生きやすいように生きることを目指す時、他者のせいだったことは思っているより限りなく少なくなるように、

ジャッジや思い込みを手放すことで、満たされるほどの感謝と真理のような価値観を見ることもできるのです。

すべての宗教が感謝と愛について同じように伝えていて、そこに向かわせることで私たちを幸せに導こうとしているようにです。

私たちは、いろいろな学びを得て、この世界に対する今までの見方が変わっていきます。

その時、本音という自分の姿にも出会うこともできるし、心の平穏も感じられるはずです。

手をつなぐ親子

「自分の弱さを許容せよ。
 弱さを、他者にさらけだすことを恐れるな。
 他人の弱さに寛容であれ」
 (茂木健一郎)

という言葉があります。

人が人をゆるす時、恩恵が与えられると言います。

だから、私たちはどのような出来事や関わりの中にあっても、相手のために相手をゆるすのではなく、自分のために相手をゆるすのです。

そこには、正しいとか間違っているという考え方はありません。

不公平なことや誰かのことをゆるすことは、あなたの心の平和につながります。

不満は憎しみや怒りになっていきますから、それを心のなかで何度も思い出すことは自分自身を苦しめることなのです。

そのことで、夜眠ることができなかったり、目の前のことを楽しめていないのなら、自分のためにゆるしていくことをしてください。

自分をゆるすことができれば、他者をゆすることができます。

他者をゆるすことができれば、自分をゆるすことができます。

どちらが先でもいいのです。

この世界には、本当の意味での他人はいないのですから。

「間違いを犯して過ちを知って
 傷付いて痛い思いをして
 人の優しさを知って
 許されて感謝して許すことを知って
 その繰り返しの中で
 人を許せる気持ちが深くなっていって
 深く深く人を愛せるようになっていくんだよ」
 (ローラ)

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