心を清める方法
掃除が心を綺麗に、感性を鋭くしてくれる
スピリチュアルや自己啓発や宗教のなかで同じように説かれていることの一つに、身の回りを清めることの大切さがあります。
例えば、スピリチュアル・自己啓発では、トイレを掃除することによって運気が上がるとされたり、そこにいらっしゃる神様のご加護をいただけるようになるとされています。
宗教においては、仏教で「一掃除二信心」という教えのなかで、そのことを説かれています。
神様に向き合う前に、自分自身の内面と向き合う前に、まず身の回りをきれいにして臨みましょうということなのでしょう。
思い出せば、学生の時も、会社に勤めていた時も、一日のなかで必ず一度掃除や整理整頓をして授業や勤務に入っていました。
身の回りや机の上を整理することで、今必要ではないものが視界に入ってこなくなって、思考力が高まったり、いろんなアイデアが浮かんでくるのはそのためなのかもしれません。
笑福亭鶴瓶さんが、昔の下積み時代を思い出されて、その時にずっと続けていたこと、大切にしていたことは家の掃除だったと言われていました。
たしかに、掃除というものは奥が深いもので、引き寄せを起こすこともあるのでしょうし、私たちの心を真っ白に、素直にしてくれて、感性を鋭くしてくれるような感覚もあるのです。
きれいな景色を見て感動したり、素敵な音楽を聴いて心が動かされたり、誰かの言葉や気持ちをありがたいと感じられるのは、あなたの心が綺麗にされていて、感性が鋭くなっているからです。

私も、自分のヒーリングサロンの掃除を丁寧にしています。
お客様がヒーリング・除霊のセッションを受けにサロンに来られた時、玄関の周りにゴミがあったり、お部屋の中も片づけのされていない状態でしたら、がっかりするような気持ちにさせてしまうと思うのです。
逆に、掃除の行き届いた綺麗な玄関から、必要なものだけが置かれて整理されたお部屋にご案内されるなら、ヒーリングを受ける前から、心は癒されて落ち着いてくるはずですし、清々しい空気も感じられると思うのです。
それぐらい、掃除というものは、私たちの心の在り方も変えていくもの。
心を高めようとする時も、「一掃除二信心」という言葉のとおり、まずは掃除なのでしょう。
だから、掃除とは汚れたからするものでもなくて、何日かに一度、気が向いた時にするものでもなくて、
身の回りと自分の心をいつも綺麗な状態で維持するためのもの。
心にホコリがたまっていれば、この世界のいろんな素晴らしいこと美しいものに気づかないこともあります。
あなたが目の前のことから、いろんな影響を受けて、それを自分の学びとされようとするのでしたら、まずはあなたの心の純度を上げていくことから始めていきましょう。
「人生あまり難しく考えなさんな。
暗かったら窓を開けろ、光が射してくる」
(中村天風)
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