勝ち負けを超える生き方
一度きりの人生を、自分のために生きること
自分のことを好きな時、自分の存在を肯定できる時は、自分のことをしっかり見つめることができている時です。
だから、その時は誰かと自分を比較して一喜一憂することも必要ありませんし、自分の世界を基準に自分の価値を認めることもできているはずです。
でも、もし比較をするのなら、自分の気分を下げるようなものにするのではなくて、自分の知らない世界を知るためや、目標を見つけるための、良いものとしたいですね。
この世界の無限にある基準すべてに自分を合わせることはできませんから、自分の基準に目を向けてみることが大切なこと。
そのために、自画自賛も、根拠のない自信も備えて、私たちは自分で自分の価値を高めていくべきなのです。
どうしても嫌なことや、拭えない違和感を感じながら続けていることは、中止していいと思うのです。
でもそれは、中途半端でやめるという「あきらめ」ではなくて、やりきった実感がある上でやめるという「見切りをつける」ことであれば、なおさらいいと思うのです。
私たちにも、人生にも、すべてに隠と陽があるように、良いこともあれば嫌なこともあるのです。
すべてに初志貫徹という考え方を当てはめれば、窮屈にもなりますし、自分自身が楽しめていないことにも気づきます。
そして、自分に合わないことを探している状態を負け組と呼ぶのではないのです。
私たちは、ひとり一人が異なるものさしを持っていると言われます。
同じことをしていても、面白いポイントや楽しくないポイントは違いますから、多数派の意見と同じではないことは負けでもないですし、恥ずかしいことでもないのです。
まず、私は今どう感じているのか。
やりたいのか、
やめたいのか、
もう限界なのか。
人のことや損や得は考えずに、自分はどうなのか。
それをいつも自分に問いかけてください。
大切なことは、いつも自分をいい状態に持っていくこと。
その選択ができれば、あなたは勝ち組なんです。
ライフイズショート。
人生は一度きり。
よく耳にするその言葉を、もう一度、深く考えてみてほしいのです。
自分が信じていたもの。
自分が努力して手に入れたもの。
自分が大切にしてきた考え方。
今まで学んできたことは、ずっとあなたの中に残ります。
人生の選択に、正解も間違いもありません。
早く進むことも、少し遠回りすることも、どちらもいい人生に繋がります。
自分がやりたいことではなかったという理由よりも、いろんなことをやってみたいという衝動から動いてみてもいいのではないでしょうか。
始めても、止めてもいいのです。
たくさんのことを始めてみなければ、これから続いていくものも見つかりませんし、本当に好きなものは、やってみて初めて気づくこともありますから。
何かを面白そうだと思ったら、それ始めてみる勇気を持ってください。
「我々は自らの行動の価値を最大化するため努力すべきだ」
(スティーヴン・ホーキング博士)
という言葉があります。
どんなに自信がある人でも、感情を大きく揺さぶられる時がありますし、信じているものを見失う時もあります。
誰もが同じようなことにつまづくものですが、それを超えて前に進むことのできる人は、そのぶれ幅を小さくすることができたり、また信じることを恐れない人です。
だれよりもそばにいて、ずっと見ている自分だからこそ、ちょっとした変化にも気づいて、望まない方へ向かっている自分を軌道修正してあげたいですね。
だから、自分で自分の評価を高めていくこと。
あなたにいちばんの影響を与えることのできる人は、あなた自身なのです。
「ぼくの人生は塗り絵みたいだ!
毎日新しいページに新しい絵があって色を塗るんだ」
(チャールズ・M・シュルツ)
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