出会いが人生を変える
私たちは、影響を与えて与えられて豊かになる存在
今、あなたは何かに夢中になって生きていると思います。
それは、お仕事であったり、趣味であったり、誰かとの関係であったり。
まだ、出会えていなくても、これから出会うためのサインは表されます。
その時に大切なことは、夢中になることや、すでに夢中になっていることについて、あなたが何を求めているのかということ。
例えば、お仕事についても、お金を稼ぎたいという気持ちだけでは足りなくて、それ以上のものを誰もが求めているはずです。
勤めている会社や組織で活躍したいとか、人の役に立ちたいと考えることもありますし、
同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間との関係や、自分自身もいろんな学びを得て成長する機会が欲しいと考えたりもします。
そして、そこからさらに追求をした時に、自分の存在意義について考えるようになります。
私がどのようなアクションをすれば、周りの人の人生を変えるような影響を与えることができるだろうか、とか
自分がいなくなった時に、私のことを覚えていてくれる人はいるだろうか、とか。
つまり、自分のお仕事や生き方が、他者の人生に変化を与えることができるようになりたいと思うようになるのです。
それが、誰もが同じように感じることのできる「生きがい」でもあるのです。
それは、必ずしも、ボランティアをすることや、自分を犠牲にして始まるものではなくて、
今あなたが選んでいるキャリアのなかで、あなたが出来ることをすることから始まるものなのです。
どのような立場や状況であっても、何歳でも、どんな職業でも、その生活のなかで誰もがポジティブな影響を発することができます。
誰かの人生に変化を与えることができるのです。
そうして、誰かの人生を変えるほどの影響力を持つあなたは、気がつかないうちに、自分の人生も大きく変えているのです。
そして、誰かの人生を豊かにすることも、自分の人生を豊かにすることも、経済的に豊かになることも、
全部つながっていますから、どれか一つだけを選ぶことはないのです。
周りの人のことを考えるようになると、あなたの言葉や行動を通して、自信や希望や勇気が伝わっていくようになるからです。
そして、お互いのなかに、幸福と尊敬が生まれます。
それが成功につながることがあるのです。
「他人に影響を及ぼして、少しでも自分を気高い存在にするような、意義のある仕事をしたいと私たちは願っている」
(バリー・シュワルツ)
という言葉があります。
人生で起こされる変化は、人と人の交流や関係性によるものが大きいのです。
だから、いろんな人に出会うことから人生の向きが変わることがあるのです。
私たちは、広くて浅い人間関係から個人的な深い関係になることに抵抗を感じてしまう時がありますが、
それは今までの生き方のなかで経験してきたことがそうさせているのかもしれません。
でも、そうして生きてみて、たくさんの時間がすぎて、
やはり自分が生きている実感を感じる瞬間や、自分が生きた証になるものはそこなのだろうと思うようになるはずです。
あなたが誰かの生き方に魅力を感じるように、あなたのように生きたいと思う人もいますから、
出会いが人生を変えるのです。
そこに、お金や立場は関係ありませんし、望まれることも、命令されることもありません。
大切なことは、あなたの意志や行動だけです。
その意識を持つだけで、周りの人との関係に小さな変化が起こり始めます。
お互いに笑顔が増えたり、一緒にいる時間が長くなったり、気分がよくなってきます。
それは、あなたの振る舞いとして身につきますから、周りの人はあなたをそのような人だとイメージをするようになるのです。
そこから、新しいご縁やつながりが生まれることもあるはずですから。
「人の関心を引こうとして時間を費やすより、
人に関心を持つ人間になれ」
(ジョン・ガードナー)
という言葉があります。
今、あなたの周りにも、影響を与え合うことのできる相手がいるはずです。
その人に、あなたはどのような言葉をかけてあげられますか?
その言葉が相手とあなたに、どのような影響を与えることができますか?
関心を持たせることは、自分のため。
関心を持つことは、周りの人のため。
そうして、本来私たちはやってきたはずです。
だから、これからも惑わずに、そう在りたいと思います。
「たった一人の力でも変化をもたらすことができる。
だから、誰もが挑戦するべきなのだ」
(ジョン・F・ケネディ)
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