在りのまま、在るがまま
ずっとこのまま、あるがままで在ること
生きづらさを感じるときや、悩みごとを抱えていると、当たり前のことも見えなくなってしまうこともあります。
私たちは、不安や悩みがあると、どのしてもそのことばかりに意識が向いてしまうからです。
そのようなときは自分だけでなく、周りだけでなく、その両方をゆっくり見つめることが大切です。
本当は、自分の周りにはたくさんの大切な人がいてくれて、その存在に気がつかなくなっていた自分がいたこと、
幸せが見えなくなっていた自分を理解することができるはずです。
私たちが生きる意味や命について考える時は、そこで理解できたことが答えを示してくれると思うのです。
まずは、自分自身が今、こうして生きていることがとても尊くて幸せなことであると自覚してください。
私自身がここにいることにも、あなたの周りにいてくれる大切な人たちにも、
「いてくれてありがとう」です。
私もずっとこのまま、あるがままで在りたいと思います。
「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ」
(サン・テグジュペリ)
という言葉があります。
仏教では、「自然」と書いて「じねん」と読みます。
それは「あるがまま」ということなのだそうです。
あるがままとは、そのままの自分ということですが、それは私にとっての善いことを行いながら日々をすごしていくことでもあるのです。
私にとっての善いこと、つまり私自身が心地よくすごすことができれば、人生は善い方へ向かっていくものです。
明日の自分は、今日の自分の上に重ねていくものですから、今日一日をどうすごすかはとても大切なことなのです。
ですから、今日できることは、今日中に行うこと。明日にのばさないこと。
そして、今も好きなことをしているという意識をいつも持つこと。
お仕事をしている時も、どんなことをしていても、「好きなこと」をしているのなら生きがいを感じられます。
生きがいは、私たちを前向きにして、さらに成長をさせてくれる力を与えてくれます。
心と身体はつながっていますから、心の変化が身体に影響を与えるように、身体を使って行動することで心の向きを変えていくこともできます。
豊かさも貧しさも、自分の心と行いが創り出していきますから、あるがままの自分を満たしながら生きること。
心を軽くして、今よりもっと善い未来に向かうこと。
それは、難しいことではありません。
今ここから始めることのできるものですから。
「弱いからこそ、強くなれるのかもしれない。
そう考えたことはあるかい?
いろんなことに気づくためには、
まず自分を理解しなくちゃいけないからね」
(映画「ドント・ウォーリー」より)
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