自分を大切にする
生き方も、生きる方法も無限であること
明るい人、繊細な人、おおらかな人、細やかな人など、いろんな個性の人がいます。
私たちは、その個性の違いに悩んだりするのですが、自分の個性を理解して大事にすれば、自分に足りないものを感じることも少なくなるはずです。
でも、私たちは自分にないものが魅力的に見えますから、自分の個性をそのまま価値のあるものとして見ることは難しいことなのかもしれません。
ですから、誰かと比べて私はここが足りないという減点法で自分を見るのではなく、無いものを無理をして求めるのでもなく、今の状態ですでに自分のなかにあるものに目を向けてください。
誰の中にも、自分が考えているよりもずっとたくさんのあるものが入っています。
それに気づくことで、自分の見え方も変わってきます。
自分をもっと大切にしようという考えも起きてきます。
自分を大切にすることは、他者を差し置いて自分だけの利益を得ようとすることではありません。
それは、自分を慈しむ、ということ。
今ここに、こうして命をいただいている自分をありがたい存在だと思うこと。
命のあることや生をいただいていることへの感謝。
それは、どのような状況であっても、誰と関わっていても自分自身の心にあるものだから、誰かによって左右されることも疑うこともない、揺らぐことのないものです。
まずは、自分の素晴らしさに気づくところから、自分を大切にすることから始めていきましょう。
「みな平等にチャンスは与えられている。
この世に生を受けたということ、それ自体が最大のチャンスだろう。
すべてこの世に生まれてきた者は、神からそれなりの能力と肉体的力、
そして生きる目的を与えられている。
神はこの上なく公平なものだ。
どのような人間にも才能を与えてくれている」
(アイルトン・セナ)
という言葉があります。
私たち人間がこの世に生まれてくる確率は、1400兆分の1なのだそうです。
そのような奇跡のような確率で誕生したあなたですから、チャンスも無限にあるのです。
毎日、ゆっくりする暇もなく、忙しくすごしているその手を少しだけ止めて、考えてみてください。
あなたが思っている以上にこの世界は広くて、生きる方法も無限にあるのです。
生き方も一つではないのです。
視野が狭くなると、目の前に壁が見えるだけで息詰まることもあります。
もし、あなたが今、選択肢の一つしかない世界に生きているのなら、遠くに行って違う世界をみてください。
違う世界の人と合って話してみてください。
高い視点と広い視野が、あなたの生き方に新しい可能性を持ってきてくれます。
あなたの生き方を楽にしてくれますから。
「たったひとりしかいない自分を、
たった一度しかない人生を、
ほんとうに生かさなかったら、
人間、生まれてきたかいがないじゃないか」
(山本有三)
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