この世界の歩み方
すべてをありのままに受け入れてみる、スピリチュアルな生き方
私たちは、予想外の出来事に出会うと、ふと人生の複雑さや難しさについて考えてしまうものです。
でも、この世界には、自分でコントロールできることと、コントロールできないことがあるということを知ってください。
人生はすべてが自分の思い通りに進むものではないのです。
そして、誰かの人生と混じり合うことによって出来上がっていく人間の人生は、自分一人だけで進む道を決めることができないこともあります。
相手が何を考えているのか、どうしたいのかについても、完全に理解できるものではないですし、行動をさせようとしても、相手の心までを思いのままに動かすことはできないからです。
だから、この世界のありのままの姿を受け入れること。
それは、あきらめることでもなく、冷めた目で傍観するのでもない、正しいとか悪いという価値観を外した目で見つめること。
「私たち一人ひとりが航海しているこの人生の広漠とした大洋の中で、理性は羅針盤、情熱は疾風」
(アレキサンダー・ポープ)
という言葉があります。
私たちは、うまくいかないことに感情的になってみたり、ジャッジをしてみたりします。
でも、最終的に私はその事について、「まだその時はうまくいかなかっただけ」だと理解できれば、その過程も楽しくなるものです。
あなたはいつだって乗り越えていくことができるから、惑わされずに自分らしく生きていい。
そして、その中で出会ういろんな出来事や誰かの言葉をありのままに受け止めて、感じていいのです。
その時に感情が動くこともあれば、心が震えることもあります。
起きてくるどのような事にもOKを出して、いろんなことを味わってみてください。
この世界に絶対的なものはありませんから、どうとらえるかも、あなたが決めていいのです。
そうしているうちに、あなたの自分らしさの持つ力に気づくようになります。
予想外の出来事にも、誰かの心無い言葉にもブレることのない強さを自分のなかに見るはずです。
本当は、誰もがそうであるようにあなたにも価値があって、力があるのですから、
あなたが気がつかなくても、必ず誰かの役にたつこともできる。誰かを支えることもできるのです。
「人生はむつかしく解釈するから分からなくなる」
(武者小路実篤)
という言葉があります。
ただ、目の前のことを経験して、感情や心で意味を理解していく。
本当は、人生や人間とは、難しいものではなく、とてもシンプルな認知と行動の繰り返しなのかもしれません。
それは、ただ同じことの繰り返しではなく、自分のコントロールできるものだけに接している自分を捨てて、コントロールできないものにも触れていくこと。
つまり、それはこれから先どうなるか分からない世界へ飛び込んでいくことでもあるのです。
あなたが受け入れる姿勢を持ち続けている限り、まだ知らない未知への恐怖は湧いてきません。
自分の在りたい姿を信じて行動をすることが、いつか本当に自分を明るい人間に創り変えていくのです。
この世界を生きるルールについても、自分自身で創り出していくものですから。
それが新しい自分に出会うことでもあり、自己形成への第一歩でもあるのです。
だから、あなたはYESと言いたい時にYESと言うこと。
自分の思っていることを外に向かってちゃんと表していくこと。
そんなことをしても、何かが変わることはないのいかもしれません。
でも、そのような小さなアクションを繰り返すことで、あなたの中で何かが変わる。
自分の在るべき姿を見つけるのです。
「時が物事を変えるって人はいうけど、実際は自分で変えなくちゃいけないんだ」
(アンディー・ウォーホル)
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