自分ファースト
それは、遠慮も自己否定もない、自分に嘘のない生き方
この世界は自分だけのものではありませんし、多くの人達が関わり合って、影響し合って成り立っています。
そのなかで私たちは、自分の意志で選択をすることが許されているのですが、ノーと言いたい時にイエスと言ってしまうことがあります。
それは、周りの人への気づかいであったり、その場の雰囲気を壊さないための配慮でもあるのですが、
いつどのような場面においてもそうであるのなら、それはあなたが自分の人生の主人公になれていないからなのかもしれません。
同じ人間であることや、すべての人間は平等であるという考えを体現することは、周囲からの要求に何でも応じることではなく、自分を低くすることでもありません。
自分への満たされない気持ちは、自己を表すことができない状況から始まります。
私たち人間の自信は、自分を主張することから生まれます。
だから、自分の人生は自分で決めていいのです。
できればやりたくないことは、お仕事でも、プライベートでも出会うことがあります。
でも、実際、自分がやらなくてもすんでしまうこともあったりします。
それを繰り返しているうちに、自分がやらなくても誰かがやってくれるという、誰かに依存をする考え方も生まれてくるのかもしれません。
自分の人生を当事者として生きることは、自分に嘘のない生き方でもあります。
自分を利己的に優先するのでもなく、他者に任せるのでもない生き方、それが自分ファーストの生き方なのです。
「世間が自分のことをどう思っているのかなんて考えだしたらキリが無い。
本当の自分まで見失って何もかも変えさせられてしまうわ」
(テイラー・スウィフト)
という言葉があります。
あなたはどんな人ですか?
と聞かれてはっきり答えられる人はなかなかいないと思います。
私たちは、他者のことはよく知っていますし、長所や短所もよく知っていますが、
今まで一番長く付き合ってきた自分自身のことは、まだよく理解できていないのです。
何が好きで、何が嫌いなのか。
どんなことが嬉しくて、どんなことがつまらないのか。
他者を見て、その人の気持ちが分かるように、自分をよく知ることは大切なことです。
自分を知れば、自分を好きになります。
自分を好きになれば、自分を信じることができます。
自分を信じることができれば、自分に自信が生まれます。
自分に自信が生まれれば、自分に可能性を感じます。
その可能性に従って行動することが、この世界の本当の豊かさに気づくための鍵なのです。
「今日という日、君は君だった。
これは真実よりも確かなこと。
君よりも君らしい人なんて、この世には存在しないんだよ」
(ドクター・スース)
という言葉があります。
人はみんな、自分にないものを持っている人に憧れます。
誰かに憧れることは、自分をその人に近づけるための行動を起こさせますから、その人の成長や向上に繋がる素晴らしいもの。
でも、それによって自分が本来持ち合わせている素晴らしさを薄めてしまうのは、とてももったいないことです。
自分の素晴らしさは自分ではなかなか気づくことは難しいものです。
でも、それが自分の持ち味だと気づいたら、それを突き詰めるほうが、あなたの理想に早く近づくことができるのです。
あの人はあの人です。
あなたの持っている強みに気づいて、それをもっと活かしてください。
あなたのできることを、どんどんやってみてください。
あなたが輝いていると思える所で、自分の力を発揮してください。
あなたには、あなたにしかできないことがあります。
あなたの価値を一番理解できていないのは、あなた自身なのかもしれませんから。
「夢見てちゃダメ、
夢になりなさい。
願うだけではダメ、
夢になりなさい」
(映画「ロッキー・ホラー・ショー」より)
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