ぶれない心の在り方
出来事や感情にとらわれない心を持つためには
私たちは、肉体を持つことによる学びを経験するために、この3次元の世界へやってきました。
最初は誰もがみな、何も持たず、曇りのない真っ白な状態で生まれてきます。
それが、私たち人間の本来の姿なのでしょう。
でも、長く生きていくうちに、人はいろいろなものを身に着けていきます。
この世界で長くすごしていると、自分にとっての幸せの姿を、誰かと比べてしまったり、誰もが漠然と良いとする姿に自分を重ねていこうとして、大切なものを見失ってしまうこともあります。
自分の理想に近づこうと努力をして頑張ることも大切なことですが、どうしても叶わない時は、それが自分の人生のシナリオではなかったと気持ちを切り替えて、違う選択をすることも大切なことです。
人生の流れに抵抗せず、今、自分のできることをこなしていく。
うまくいかない時はあがらわず、受け入れるという姿勢でいることが必要な時期もあります。
今の苦しみから目をそらさずに、しっかりと見つめて、ちゃんと受容する時、
そこからの学びがあなた自身を向上させることに繋がると思ってください。
そして、今のこの思いは、自分が磨かれるためだととらえて、この状況をどう乗り越えていくかについて情熱を燃やしてください。
それが、あなたの魂のための修行なのです。
「主なる神は言われた。
『人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう』」
(旧約聖書 創世記2章18節)
という言葉があります。
私たちは、周りの人を大切にすることや、人に喜んでもらうことを大事にしています。
でも、そのためにあなた自身の感情が振らされたり、無理をするのなら、それは続けることが難しいのです。
ちょっとした言葉や行動に、自分で抑えることのできないほどの感情のブレを感じることもあると思います。
だから、あなたの大切な人たちのために、まずはあなたがあなた自身を満たすことです。
心が満たされたあなたから溢れるエネルギーは、周りの人にも影響を与えていきます。
自分を大切にすることは、利己ではないのです。
自分だけを大切にすることが、利己なのです。
自分自身を大切にできれば、周りの人も大切にできます。
その時、あなたは一人ではないということに気づきます。
一人でいないこと。
苦しい時は、苦しいと言っていい。
助けてほしいと言っていいのです。
すべての人間は繋げられていて、共に幸せになるようにされているはずです。
大切なことは、自分の存在や価値を、自分自身がどれだけ認めているか、肯定しているかということ。
夢を追いかけることや、今目の前のことに集中する前に、
まず、心を調えること。
心を幸せな状態に保つこと。
心に余裕をもつこと。
そこから始めていきませんか。
「しあわせはいつも
じぶんのこころがきめる」
(相田みつを)
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