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朝日を浴びる人

鬼滅の刃の主題歌の「炎」のなかに、このような一節があります。

「僕たちは燃え盛る 旅の途中で出逢い」
  (LiSA「炎」)

新約聖書のなかにも、同じような表現で、この言葉があります。

「聖書を説明してくださった時、私たちの心は燃えていたではないか」
 (新約聖書 ルカによる福音書24章32節)

それぞれが表している「燃えている」ものとは、いったい何のことでしょうか。

それは「情熱」なのです。

情熱とは、誰の目にもわかる、メラメラとしたエネルギーの塊のような、赤い炎である時もあるし、心の奥で考え抜かれて静かに燃えている、青い炎のような時もあるもの。

そして、真実を知りたい。自分を含む、すべての人間が生きている意味を知りたいと願う気持ち。

私が欲する楽しみ、私が創り出す楽しみ、それを、私で現実のものにする楽しみ。

そのような、自分自身が何を考えているのかを表現することが、情熱を外に向かって表すこと。

心が燃える時が、信じることができる時であって、あなたの新しい展開はいつもそこから始まっていくのです。

この世の物事や出来事は、初めからあったのではなく、誰かが何かをした結果として在るもの。

心が痛むような言葉や行為に出会う時、あなたは神に試されているのです。

そう気づけば、その先にあなたに何が起こらなければならないのか、自ずと道が見えてくる。

なぜなら、人間は耐えがたい苦しさを通じて、自分の能力を高めることができるのであって、苦悩して情熱をもって歩み続けることによって、最高の生き方に達する道を見つけるからです。

「発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ」(マルセル・プルースト)

という言葉があります。

人は、見ている方向に近づいていくもの。

だから、何を見て生きるかということが、あなたがどんな人になっていくかに大きな影響を与えるのです。

あなたは今、何を見ていますか?

あなたはこれから、どんなふうになりたいですか?

今、この瞬間も、あなたは見ている方向に近づいている。

そのなかで、そこそこの勝利が約束された人生を欲しがらないこと。

自分を越え出たところに、自分の目標を置くこと。

自分を、人生を、生き方を、「変える」ことに積極的になること。

自分を修正することに熱意をもつこと。

善い方向に変わることは素晴らしいことなのです。

だから、降りかかってくる変化を歓迎すること。

不本意な人生に、今この瞬間に決別すると決めること。

せっかくのたった一度しかない人生なのです。

あなた自身にも、誰かにも、ポジティブな影響を与えて、誰かの役に立つ人生を歩むほうがいいに決まっているのです。

約束というものは、誰かとかわすもの。

でも、ほんとうは自分自身とするもの。

あなたが果たすべき約束は、「自分とした約束」なのです。

他者とかわす約束は束縛を生みますが、自分とかわす約束は自由を生むからです。

あなたの心に満ちているものは、あなたの行動、あなたの人生に影響を与えているはず。

自分自身を信じきれずにいたり、本当にこれでいいのか、今の自分の在り方に強い不安を持っていたり。

そのような心にあるものをすべて引き受けて、認めて、その上でこのまま行けと、あなたの中のあなたが命じているはず。

あなたはあなたで生きていく、ということ。

今までもそうだったように、これからも、ぶれない情熱が道を切り開いていく。

どちらの道を選ぶか迷った時は、あなたの心が熱くなる方、あなたのなかで志が立つのが見える方を選ばれてください。

心が燃える時、それはあなたがあなた自身を前向きに理解する時だからです。

「一本のろうそくから、
 千人の人が炎を取ったとしても、
 なくなることはない。
 あなたは光の中にある。
 光はあなたの中にある。
 あなたは光なのだ」
 (サティヤ・サイババ)

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