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ハイタッチをする友人達

私たちの悩みは、「人間関係」から始まるものが多い印象があります。

現代は「個の時代」と言われていますが、人間は一人では生きていくことはできません。

では、他者との交流から生まれるストレスを避けることができないのならば、逆に、そのなかからどのような「学び」を得ようと試みるか。

どのような「楽しみ」を見つけていくのか。

そのようなことを、私のヒーリング・除霊のセッションを受けに来られた方に、お伝えさせていただいています。

「友がみな 吾(われ)より偉く見ゆる日よ 花を買いきて妻とたしなむ」(石川啄木)
という言葉があります。

仕事や人間関係で、思うにまかせないことが続くと、仕事への意欲も失せ、人間関係も避けようとしてしまうもの。

自分の可能性を否定して、人間性まで疑ってしまうと、自分を守るために、それ以上傷つかないように、精神的な引きこもり状態に入ってしまいます。

その時、必要な姿勢が、むやみに思い煩わないこと。

敵をつくって闘っていくうちに、自分もその敵と同じ表情・思考になっていく。

つらさも苦しさも、よけいに強く感じるようになってしまうからです。

一昔前まで、私たちは、私と他の人を「他人」として理解していました。

自分の中だけを改善すれば、自分を向上させることができたからです。

でも、この世界には、いろいろな考え方をする人がいます。

このように私と他人という境界線を引いてしまうと、人と人との間の違いを強調してとらえてしまうのです。

私たちは同じ人間ですが、同じことよりも違うことばかりに焦点を当ててしまうと、争いが起きてしまうのです。

「私は」「俺が」という概念なくして、人間と人間のコミュニケーションは成り立ちません。

でも、私たち人間は、自分のことは棚に上げて、相手だけを変えようとします。

もし、相手を変えたいと願うのであれば、まず自分自身を変えること。

自分が変わったぶんだけ、相手も必ず変わる。

いや、正確には、あなたが人を裁くことをやめた時に、その人の言動が「間違っている」というジャッジが必要ではなくなるのです。

誰もが同じような間違いをおかすのが人間です。

それならば、あなたがそれをしても同じこと。

だから、自分だけが例外ということはないのです。

「我以外、みな我が師なり」(吉川英治)
という言葉があります。

何かを恵んでくださった人、助けてくださった人だけが恩人なのではなく、私たちを苦しめた人、私たちに嫌な思いをさせた人々もまた、いつの日か、「恩人」であったと思える日が来ます。

だから、いつも謙虚に、恩を受けているという思いを抱いて生きるということ。

笑顔を忘れずに、明るく生きる健気さをもって、自分の立つ場所をなくさないこと。

では、どうすれば自分の居場所を見出すことができるのか。

それは、「私」を知り、「あなた」を知ること。

人間の本性を知り、人間としての在り方を理解すること。

これは、本やインターネットなどによって得られる知識だけではなく、他者と交わる対人関係の実践からも学んでいくものなのです。

人は誰でも聖性を有していると、私は信じています。

でも、残念なことに、人間は勢いがあって猛々しいときには、そのことになかなか気がつかないものなのです。

今、人をいじめることがよくあるのなら、心を入れ替えたもうが良い。

今、優しさが足りないのならば、優しさを意識したほうが良い。

いつか、それがあなたの後悔になるかもしれないから。

浅い気づかいではなく、他人に心から優しくしてきた人間は、どんな状況でも、死期が迫っても、自分に心から優しくできるだろう。

だから、本当に優しい人は、死を前にしても後悔がないのだろう。

人間を愛してやまない、本当の優しさを持った人たちを、私はたくさん知っています。

私もそう在りたい。

人を疑うよりも、信じることを選ぶこと。

それだけで、相手の人格を認めて、あなたの幸せの糧にもすることができるのです。

大切なことは、あなたが常に正直であり、真実であるということです。

あなたが常にオープンで、あるがままであれば、周りの人との信頼が生まれます。

信頼が生まれると本当の友情が生まれます。

信頼のおける仲間や友人に囲まれていれば、状況が大変であっても、環境がどうあっても、きって幸せに感じるはずです。

心の持ち方、出来事をどうとらえるかで、人生を肯定的に前向きに生きていける。

成長したいという情熱をもって生まれた人間本来の姿。

人の欠点をあげつらうのではなく、まず人を信じて包み込む。

そうすれば、人間関係はおのずと楽になります。

人間関係は自分の心しだいなのです。

「あなたがたは、髪を編んだり、金の飾りをつけたり、
 着物を着飾るような外面的なものでなく、
 むしろ、柔和で穏やかな霊という
 朽ちることのないものを持つ、
 心の中の隠れた人柄を飾りにしなさい」(ペテロの手紙3・3・6)

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