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夕日を眺める人

ゴールデンウィークに入って、私の住む福岡県久留米市でも、だんだんと行き交う車が減ってきています。

今年も去年と同じく、ゆっくりとすごすゴールデンウィークをすごしています。

今まで、人の熱気や賑わいは「繁栄」だとととらえていましたが、今はそれを避けようとする価値観の時代。

このような、強制的に変化を求められている時代の中で、大切なこと。

それは、今のこの状況を、自分のしたいことを「自粛している」ととらえるのではなく、自分の内にある可能性を「解放する」期間だととらえること。

今まで、外にばかり向けていた眼を、自分自身へ向けること。

人間は、成功体験を積み重ねると、なかなか理不尽さを受け入れられないのかもしれません。

そして、自分をはるかに超えた超自然的な理が世の中にあるということに、この世的な大きな力を持ってしまうと、なかなか気がつけないのかもしれません。

でも、自分が一番であること、あるいは自分の意見が絶対に正しいこと、そこに一度でも疑いを持ってみると、また違う世界が広がるもの。

これからは、今まで経験してきた常識がどんどん外れていく時代に、本来の自分を取り戻す流れに、なるのでしょう。

そのなかで、大切なことは、当たり前のことが起きても、どんな時でも、感情にとらわれずに、自分も含めた人間というものを冷静に見つめる視点を持つこと。

あなたの想像力とコミュニケーション力をもって、あなたの身体でそれをリアルにしていくこと。

自分が自由であること。
そこに感謝と喜びを抱きしめること。

人間が心配のあまり、不安な気持ちになるのは、先のことがよく見えないからです。

でも、明日、何が起こるのかわかってしまったら、明日を生きる楽しみが減ってしまう気がするのです。

あなたの生涯において、生き方を変えようと決意して新しいことを始めようとする時、運命が自分を見捨てると、あなたは思いますか?

あなたの心にともった小さな灯りがしぼんで弱くなって、恐怖心、罪悪感、自己否定につながってしまうと思いますか?

そんなことはありえないのです。

転職したいなら、今すべき。

新しい恋に生きたいなら、今すべき。

何かを成したいなら、今すべきなのです。

先が見えるからやるのではありません。

覚悟を決めてやっていくうちに先が見えてくる。

素直で、純粋な心になれると、不思議と先のことがよく見えるようになります。

そのうちに、先がはっきり見えないから人生は面白いということに、あなたも気づくはずです。

人は、未来を支配することはできません。

未来を握ろうとしても、つかめないのです。

努力をして、力を注いだことが必ず実現するとは限りません。

究極的には、人の想いを超えた高い意志に沿ったことだけが成るのです。

だから、それがなったとしたら、それが天命であり、ならなかったとしても、それもまた天命だととらえること。

どのような未来が待っていようとも、私たちが本当の意味で失うものはありません。

そもそも私たちは、何一つこの世に持って生まれてこなかった。

何もないところから始めたはずです。

また、この世から去る時、何一つ持って出ていくこともできない。

気がつけば、すべてのものに感謝は尽きないのです。

「自分自身を空にしなさい。
 あなたを落ち込ませるもの、それを取り除きなさい。
 なぜなら、あなたが自由な気持ちを持った時、真の創造性、真のあなたが姿を現すから」
 (ティナ・ターナー)

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