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草原のなかの人

先日、イベントでお知り合いになったお友達が、遊びに来てくれました。

あの時、偶然に出会うことがなければ、お知り合いになることがなかったと思えるほど、私と異なる世界に住んでいらっしゃる方です。

気がつけば23時!で、とても楽しい時間でした。

私も、いっぱいお話ができて嬉しかったです。
ありがとうございました。

私たちは、仕事や環境によって、いろんな方と出逢います。

偶然の出会いもあれば、どのような方とつながるのかを自ら選ぶこともできます。

もちろん、ずっと同じ道を歩いていれば、同じ道を歩いている人とだけしか、心から共感することが難しくなります。

その時、これが私のすべてだと思い込んでいる人間関係や環境があっても、それは私のすべてではありません。

人生が「形」を持たないように、生きることも、循環と変化を続けていく「生成」だからです。

朝日のなかの人達

人間は、新しく目にするものと、これまでに知ってきたものや見てきたものを比べて、とりあえず安心することを認識しようとしますが、それは、心のどこかで、「新しいものへの怖れ」というものを感じるからです。

「生存する」とは変化することであって、「変化する」とは自分自身を創造すること。

「独創的」とは、みんなが当たり前として見過ごしてきたものを、新しい価値観とみずみずしい感受性をもって、新しいものとしてとらえる感性のこと。

だから、あえて道を外して生きていく。

固定した考えから脱出する。

画一化した考え方や見方、態度で生きることをやめた時、自分で「自分自身を生きている」ことになるはずです。

山頂で喜ぶ人

真理や善を追求していくなかで、真実を知る時の痛みというものに出遭うことがあります。

でも、真実が痛みを与えるのではなく、私たちが今まで築いてきた信念や確信が、真実によって否定されるから、私たちは痛みを感じるのです。

自分の体験をして、真実を身をもって知ろうとする時、先が見えない、わからないからこそ、自分が生きてみることの価値に気づきます。

それは、誰にも代行できない、あなただけの尊い体験なのです。

だから、どんな時でも人生を楽しめる言葉を口にして、過去で今の幸せを量ることをしない。

心では良いと思ったものを、悪いと思い込もうとしない。

そして、泣くことを恐れない。

夕日を眺める人

「幸福を数えたら、すぐ幸福になれる」(モンテスキュー)という言葉のとおり、どのような状況にあっても、日々の生活の中にある小さな幸福を数えてみると、今がどんなに幸せであるか、気づくはずです。

今の自分が幸せか不幸かを考えずに、とりあえず一日一日を楽しむこと。

満たされた心で生きること。

自分の願っていることの実現のために、やるべきことをしていると自覚すれば、心も充実します。

何かをするときには、欲や怒りでするのではなく、必要なのは、喜び・充実感を感じながら行うことです。

その時に、こんな素晴らしい世界で、ただ惰性で人生を送るのはもったいないと気づくはずです。

「今日はよかった」と思うから「明日はもっとよくなる」

今日の終わりに、「もう一度、今日一日を繰り返し生きてもいい!」

そう思える一日を、私もおくりたいと思います。

「毎日毎日の足跡が
 おのずから人生の答えを出す
 きれいな足跡には
 きれいな水がたまる」
 (相田みつを)

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