愛と本質へとつながる「運命」
自宅サロンに来てくださった方が、笑顔で帰られるお姿を見るたびに、私も嬉しくなります。
ヒーリングやお話のなかで、何か「気づき」を感じていただければ、私も幸せです。
来ていただいて、ありがとうございます。
人間が、生きているということは、心にいろいろなものをまとっていくことです。
心が育ち、変化するからこそ、生きているかぎり、学ぶべきことがあります。
大切なことは、喜びであっても、痛みであっても、与えられたものに満足すること。
退屈で平凡な日々の積み重ねの中にこそ、本当の学びがあり、継続していくことで、知らず知らずのうちに境地という場所にたどり着くのです。
そして、あなたの人生において、必要があって起きてくることについても逃げることなく、心から認めて受け入れることで、いっそう強く生きられるようになるのです。
「人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量である」(小田島雄志)という言葉があります。
私たちは、一般的な感覚として、楽しいことや嬉しいことはたくさんあってもいいけれど、悲しいことやつらいことはできるだけ少なくしたいと思ってしまいます。
でも、それでは人生が味気ないものになってしまう。
プラスの感情があって、マイナスの感情もあるほうが、面白いし、たくさんの思い出ができて、人生を豊かにしてくれるものなのです。
人間が「生きている」とは、呼吸することだけではなく、行動すること、経験すること。
この世の中に、愛と本質を見つけ、そのために笑ったり泣いたりして生きていること。
そして、孤独を恐れないこと。
どういう衝動が本当に自分の内から湧いてきているのか、自分を丁寧に見つめてみること。
何が欲しいのか。どんなことが不安なのか。何が自分を苦しめているのか。
そういったことを明白にしてみること。
そうすれば、本当の自分の価値観が生まれて、何が自分にとってのオリジナルな生き方なのか、人生に少しずつ意味を見つけていくことにつながります。
「もうだめだ」「どうせ」の先には、希望や光は見出せません。
完全にうまくやる方法など、どこを探してもないのですから、いったん踏み出してしまえば、あとは楽になるのです。
人間は誰もが同じだと分かると、憐みではない愛と、区別のない世界が本質であることを知ります。
自分の心を素直に見つめることができれば、自分の心の本当の輝きに気づくことができるはずです。
私がふとした時に思うのは、私にこの、「人を癒す」という体験を与えてくださった、「運命」という配慮への、言葉にできないぐらいの感謝です。
あとどれくらい続けられるのか、わかりませんが、もっと天の意に近づきたいと思います。
この体験を通して、ほんの少しだけ、愛や本質というものがわかりかけてきたところです。
「自分のゆくべき最上の道を、
すすんでいると思うとき、
生きる悦びをかんずる。
自分にふさわしい最上の方法で、
すすんでいると思うとき、
生きる悦びをかんずる。
小さいものが大きいものに、
刻々と近づいていると思うとき、
生きる悦びをかんずる。
自然と人間が、知れば知るほど
美しく見えるとき、
生きる悦びをかんずる」
(後藤静香)
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